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【10/27】佐野海舟は不調?ビルト指摘の今季3度目交代とパレス移籍破談の影響

【10/27】佐野海舟は不調?ビルト指摘の今季3度目交代とパレス移籍破談の影響

ドイツ1部マインツの日本代表MF佐野海舟(25)について、ドイツ紙『ビルト』が「昨季のトップフォームにはない」と報じ、日本でも「佐野海舟は不調なのか」と話題になっています。根拠に挙げられたのは、今季すでに3回目となった途中交代と、今夏のクリスタル・パレス移籍の破談です。

この記事では、FOOTBALL ZONE、theWORLD、東スポWEB、ABEMA TIMES、Number Webの報道をもとに、不調と言われる理由、移籍が流れた経緯と金額、監督とスポーツディレクターの見方、そして日本時間10月28日(水)未明のDFBポカール2回戦ボーフム戦の放送・配信を整理します。

この記事でわかること

  • 不調と言われる理由:過去2シーズンのリーグ戦68試合で途中交代は1回だけだったのに、今季はブレーメン戦で早くも3回目の交代になりました。
  • 移籍の破談:クリスタル・パレスの3000万ユーロの提示を、6000万ユーロを求めたマインツが断り、市場価値は5000万ユーロから4000万ユーロに下がったと報じられています。
  • 次の試合:DFBポカール2回戦ボーフム戦は日本時間10月28日(水)2時開始。U-NEXTとGAORA SPORTSが生中継します。
目次

佐野海舟は本当に不調なのか?

ビルトは「昨季のトップフォームにない」と評価し、監督も昨季ほどではないと認めていますが、先発は続けています。

FOOTBALL ZONEによると、ビルトは佐野について「前シーズンのトップフォームにはない」と評価しました(FOOTBALL ZONE|佐野海舟に“異例事態”「トップフォームにはない」)。東スポWEBは、ウルス・フィッシャー監督が「今季は昨季ほどの絶好調ではない」ことを認めたと伝えています。一方でニコ・ブンゲルトSDは、theWORLDが伝えたビルトの取材で「今シーズンも問題ない働きぶりだ」と話しており、評価は人によって温度差があります。

交代はいずれも試合終了間際で、先発の座を失ったわけではありません。ビルトなどが指摘しているのは「出場機会が減った」という意味の不調ではなく、「ワールドクラスと言われた昨季の水準に届いていない」という評価です。

今季3度目の途中交代は、なぜ「異例」と言われる?

過去2シーズンのリーグ戦68試合で途中交代は1回だけで、ほぼ全試合をフル出場していたからです。

theWORLDによると、ブレーメン戦の佐野は後半アディショナルタイムにエリック・マルテルと交代しました。ビルトは、全て試合終了間際の交代だと認めたうえで、「それでもこれは一つの兆候だ」と書いています。数字を並べると次のとおりです。

期間 リーグ戦の途中交代 補足
過去2シーズン 68試合で1回 ビルトの集計(FOOTBALL ZONE・東スポWEBが紹介)
2026-27シーズン ブレーメン戦までに3回 いずれも試合終了間際

このブレーメン戦は、theWORLDとABEMA TIMESによるとブンデスリーガ第7節で、日本時間10月24日に行われ、マインツが2-3で敗れました。

ブレーメン戦で佐野海舟はどんなプレーをした?

アンカーで先発し、相手に囲まれてもボールを失わない球際の強さや、パスコースを消す守備を見せました。

ABEMA TIMESによると、0-2で迎えた27分、無理な体勢でパスを受けた佐野は後ろから足を掛けられながらも倒れず、コーナー付近までボールを運びました。ABEMAで解説した鄭大世氏は「無理がきく!」と声を上げています(ABEMA TIMES|鉄人・佐野海舟、相手に囲まれる→ビクともしない“強靭フィジカル”)。30分には相手のロングパスがパスコースに立っていた佐野に当たり、マインツボールになる場面もありました。

ただ、チームは終始追いかける展開で、あと1点が遠く2-3で敗れました。今回の一連の報道は、こうした個々の好プレーよりも、昨季の試合全体への影響力との比較に重点を置いていると読み取れます(編集部分析)。

クリスタル・パレスへの移籍はなぜ破談になった?

パレスの提示額が3000万ユーロだったのに対し、マインツが6000万ユーロを求めて断ったためと報じられています。

FOOTBALL ZONEが紹介したビルトの記事によると、今夏はプレミアリーグのクリスタル・パレスへの移籍が迫り、プライベートジェットまで用意されていました。しかしマインツは3000万ユーロのオファーを拒否しました。東スポWEBも、金銭面で折り合いがつかず破談になったと伝えています。

項目 報じられた金額
クリスタル・パレスの提示 3000万ユーロ
マインツの要求 6000万ユーロ
市場価値(トランスファーマルクト) 5000万ユーロ → 4000万ユーロ

Number Webに寄稿したドイツ誌『キッカー』のティーモ・ミュラー記者によると、マインツのニコ・ブンゲルトSDは夏の時点で「ワールドクラスの佐野を保持するか、適正な移籍金を受け取って未来に投資するか」の2つを検討していると話していました。クリスティアン・ハイデル氏は、開幕節の前日以降は佐野を手放さない考えを示したと報じられています(Number Web|佐野海舟のプレミア交渉決裂の裏事情(10月8日))。

移籍の破談は佐野海舟の調子に影響している?

ビルトは影響の可能性を仮説として示し、監督も夏の去就の問題を要因の一つに挙げましたが、本人の発言は報じられていません。

東スポWEBによると、ビルトは「もしかすると、彼の頭の中は完全にクリアではなく、だからこそ昨季のような世界レベルのコンディションには戻れていないのだろうか」と問いかける形で書いています。FOOTBALL ZONEも、現地メディアが「これらすべてが彼の自信を打ち砕いたのか」と疑問を投げかけたと伝えました。

フィッシャー監督は、theWORLDが伝えたビルトの取材で、周囲の期待の高まりや夏の去就をめぐる問題「なども」影響しているとの考えを示し、「一人の選手が自分自身で処理できるようにならなければならないような多くの問題が影響している」「それは彼自身の責任によるものではないはずだ」と話しています。監督は移籍の件だけを原因としたわけではなく、複数の要因の一つとして触れた形です。佐野本人がこの件について語ったという報道は、10月27日時点では見当たりません。

マインツの監督とSDは佐野海舟をどう見ている?

2人とも「求められる基準が上がった」と擁護し、もう一度最高の状態を見せることを期待しています。

theWORLDによると、ブンゲルトSDは「カイシュウに求められる基準は信じられないぐらい高くなっている」と前置きし、「過去2シーズンでワールドクラスのパフォーマンスを披露してトッププレイヤーの仲間入りを果たした。今シーズンも問題ない働きぶりだが、まだベストプレイヤーになるためのポテンシャルはある」と話しました。

フィッシャー監督は東スポWEBが伝えたコメントで、「彼は現在、多少の逆風に見舞われている。彼自身もそれに気づいていないわけではないし、個人的にも満足していない」と認めたうえで、「昨シーズンは週に3回も最高レベルのプレーを見せていた時期さえあった。それを再び証明することができるのが、真に偉大な選手だ」と奮起を促しました。

クラブが公の場で選手を突き放しているわけではなく、昨季の基準で厳しく見られていることを本人も含めて認めている、という状況です。

次の試合はいつ?ボーフム戦の放送・配信は?

DFBポカール2回戦ボーフム戦が日本時間10月28日(水)2時に始まり、U-NEXTとGAORA SPORTSが生中継します。

Goalによると、会場はボーフムのホーム、ヴォノヴィア・ルールシュタディオンです。マインツには佐野と川﨑颯太が所属しています(Goal|【10月28日】ボーフムvsマインツの放送/配信予定 DFBポカール2回戦)。

項目 内容
大会 DFBポカール(ドイツカップ)2回戦
対戦 ボーフム 対 マインツ
日時(日本時間) 2026年10月28日(水)2:00
ネット配信 U-NEXT(サッカーパックへの登録が必要)、GAORAオンデマンド(別契約)
テレビ GAORA SPORTS(CS)

カップ戦は負ければ敗退の一発勝負です。リーグ戦で敗れた直後の試合で、佐野がどの時間帯までプレーするかは、今回の「不調」報道への一つの答えになります。

佐野海舟の不調のよくある質問

冬の移籍を具体的に伝える報道は今のところ無く、SDの名前の表記違いは同じ人物です。

Q. 冬の移籍市場で移籍する可能性はありますか?

A. 現時点で冬の移籍を具体的に伝える報道は確認できません。夏の交渉ではマインツが6000万ユーロを求めたとされ、今後もクラブの評価額が焦点になりそうです。

Q. 「ブンゲルト」と「ブンガート」は別の人ですか?

A. 同じ人です。マインツのスポーツディレクター、ニコ・ブンゲルト氏で、媒体によってカタカナの表記が分かれています。

まずは日本時間10月28日(水)2時のボーフム戦を、U-NEXTかGAORA SPORTSで確かめてください。試合後は、佐野の出場時間と途中交代の有無、フィッシャー監督の試合後コメントを見ると、今回の報道が続くのか落ち着くのかを判断しやすくなります。

参考情報

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この記事を書いた人

Takayuki Kannoのアバター Takayuki Kanno スポーツ翻訳者/サッカーアカデミージャパン執筆・監修

サッカーアカデミージャパンの執筆者・監修者。フリーのスポーツ翻訳者として2004年から活動。マンチェスター・ユナイテッド公式サイト・SNSの日本語版を15年間(2011〜2025年)担当し、毎日のニュースや試合レポートを日本のファンに届けてきた。Olympics.com 日本語版で東京、北京、パリ、ミラノ・コルティナ大会担当を歴任。R&A(全英オープン・AIG女子オープン)公式サイトの日本語訳とSNS運用(2026年)も担当。海外サッカーの一次情報を、元の発表にあたって日本語で解説する。San Diego State University 出身。

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