トッテナム・ホットスパーは、イギリスの首都ロンドンの北部を本拠地にするプレミアリーグのクラブで、愛称は「スパーズ」です。1882年に生まれ、本拠地は2019年に開場したトッテナム・ホットスパー・スタジアムです。イングランド1部リーグでは2回優勝し、1960-61には20世紀のイングランドで初めてリーグとFAカップの二冠を達成しました。2018-19にはチャンピオンズリーグ(CL)の決勝に進み、2024-25にはUEFAヨーロッパリーグ(EL)で優勝して、17年ぶりのタイトルを手にしています。ハリー・ケイン選手やギャレス・ベイル選手のように、世界を代表する選手を送り出してきたクラブでもあります。一方で、2025-26のプレミアリーグは17位で、最終節に残留を決めました。2026-27シーズンはロベルト・デ・ゼルビ監督のもとで戦っていて、欧州の大会には出ていません。
この記事では、クラブ公式サイト、UEFA、クラブ公式オンラインストア、配信の公式ページ、報道をもとに、クラブの歴史とタイトル、2018-19のCL決勝、監督、送り出した選手、今のチーム、ユニフォーム、ライバル、日本との縁を表で整理します。あわせて、2011年から2025年までマンチェスター・ユナイテッド公式の日本語サイトの翻訳を担当したスポーツ翻訳者の菅野さんに、トッテナムの見方を聞きました。
この記事でわかること
- 基本と歴史:1882年に生まれたクラブが、リーグ優勝2回、2018-19のCL決勝、2024-25のEL優勝までたどった流れが分かります。
- 監督と選手:ポチェッティーノ監督やコンテ監督の時代と、ケイン選手・ベイル選手・ソン・フンミン選手のことを整理しています。
- 今のチームと楽しみ方:2025-26の残留争いから2026-27のデ・ゼルビ監督の今季、ユニフォームの買い方、北ロンドン・ダービー、日本での見方が分かります。
トッテナムとは
ロンドン北部のトッテナム地区を本拠地にする、白いユニフォームと雄鶏のエンブレムのクラブです。
同じロンドン北部には、長年のライバルのアーセナルがあります。
ロンドン北部のクラブ
トッテナムは、イングランド1部のプレミアリーグに所属する20クラブの1つで、ロンドンのクラブの1つです。
リーグの仕組みと20クラブの顔ぶれは、プレミアリーグの仕組みとビッグ6の解説で扱っています。
菅野さんは、トッテナムをサッカーにあまり詳しくない人にひとことで紹介するなら、「ロンドンを拠点に置く日本人選手もいるクラブチーム」だと話します。ほかの強いクラブとの違いについては、「攻撃的なスタイルのプレーというのを好む、そういうクラブチームではないかな」という見方です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名 | トッテナム・ホットスパー・フットボール・クラブ(Tottenham Hotspur Football Club) |
| 本拠地 | イギリス・ロンドン北部のトッテナム |
| 創設 | 1882年(1884年に今の名前) |
| 愛称 | スパーズ(Spurs)、リリーホワイツ(The Lilywhites) |
| スタジアム | トッテナム・ホットスパー・スタジアム(6万2,850人) |
| 監督 | ロベルト・デ・ゼルビ(2026年3月〜) |
| 主なタイトル(クラブ公式の一覧) | イングランド1部優勝2回、FAカップ8回、リーグカップ4回、UEFAカップ・EL3回 |
| 2025-26の成績 | プレミアリーグ17位(最終節で残留) |
出典:トッテナム公式「Club Honours」、Wikipedia「Tottenham Hotspur F.C.」、Wikipedia「2025–26 Tottenham Hotspur F.C. season」(2026年11月1日確認)
愛称「スパーズ」と「トットナム」の表記
日本語の報道では主に「トッテナム」と書かれ、「トットナム」と書く例もあり、愛称は「スパーズ」です。
日本語の報道や、リバプール公式の日本語サイトでは「トッテナム・ホットスパー」の表記が主に使われ、「トットナム・ホットスパー」と書く例もあります(ニコニコ大百科「トッテナム・ホットスパー」)。「スパーズ」は、クラブ名の「ホットスパー」からきた呼び方です。
菅野さんによると、現地では「主にスパーズという言い方が中心」で、「トットナム」という言い方もするものの、「大体はもうスパーズという愛称で通っている」そうです。日本語の記事で紹介するなら、「スパーズという名称を使うのではないかな」と話します。
トッテナム・ホットスパー・スタジアム
本拠地のトッテナム・ホットスパー・スタジアムは2019年4月に開場した、6万2,850人が入るスタジアムです。
ウィキペディアによると、2019年4月3日に開場し、同じ日のクリスタル・パレス戦がこのスタジアムでの最初の公式戦になりました(Wikipedia「Tottenham Hotspur Stadium」)。
トッテナムの歴史
1882年に地元の少年たちが作ったクラブで、ホワイト・ハート・レーンで118年を過ごし、2019年に新しいスタジアムへ移りました。
1882年、少年たちが作ったクラブ
トッテナムの始まりは、1882年9月5日に地元の少年たちが作った「ホットスパー・フットボール・クラブ」です。
ウィキペディアによると、ロンドンのほかの「ホットスパー」と区別するため、1884年4月に今の「トッテナム・ホットスパー」へ名前を変えました。名前の「ホットスパー」は、この土地に縁のあるノーサンバーランド家の騎士ヘンリー・パーシー(愛称ハリー・ホットスパー)からきています(Wikipedia「History of Tottenham Hotspur F.C.」)。
ホワイト・ハート・レーンの118年
1899年から2017年まで、トッテナムの本拠地はホワイト・ハート・レーンというスタジアムでした。
クラブ公式サイトによると、ホワイト・ハート・レーンでの最後の試合は2017年5月のマンチェスター・ユナイテッド戦で、2-1で勝っています(トッテナム公式「White Hart Lane」)。
2017-18のウェンブリーと2019年の新スタジアム
新しいスタジアムを建てる間、2017-18シーズンはロンドンのウェンブリー・スタジアムをホームにして戦いました。
ウィキペディアによると、2017-18のすべてのホーム戦と、新スタジアムが開く2019年4月までの2018-19のホーム戦をウェンブリーで戦っています。その2017-18、ケイン選手はプレミアリーグで30得点を挙げましたが、32得点のモハメド・サラー選手に届かず得点王を逃したと報じられています。ウェンブリーという場所そのものは、ウェンブリー・スタジアムの解説にまとめています。
トッテナムが獲ったタイトル
イングランド1部の優勝は2回で、FAカップは8回、欧州の大会でも4つのタイトルを獲っています。
リーグ優勝2回と1960-61の二冠
1部の優勝は1950-51と1960-61の2回で、1960-61はFAカップと合わせて二冠を達成しました。
ウィキペディアによると、1960-61の二冠は、20世紀のイングランドのクラブで初めての達成でした。当時の監督は、1958年から1974年まで指揮を執ったビル・ニコルソンです。FAカップは1900-01から1990-91までに8回優勝しています。大会の仕組みはFAカップの解説で扱っています。
| 大会 | 回数 | 優勝したシーズン |
|---|---|---|
| イングランド1部リーグ | 2回 | 1950-51、1960-61 |
| FAカップ | 8回 | 1900-01、1920-21、1960-61、1961-62、1966-67、1980-81、1981-82、1990-91 |
| リーグカップ | 4回 | 1970-71、1972-73、1998-99、2007-08 |
| カップウィナーズカップ | 1回 | 1962-63 |
| UEFAカップ・ヨーロッパリーグ | 3回 | 1971-72、1983-84、2024-25 |
出典:トッテナム公式「Club Honours」(2026年11月1日確認)
イギリス初の欧州タイトル
1962-63のカップウィナーズカップで優勝し、イギリスのクラブとして初めて欧州のタイトルを獲りました。
ウィキペディアによると、決勝ではスペインのアトレティコ・マドリードに5-1で勝っています。そのあとも、1971-72と1983-84にUEFAカップ(今のヨーロッパリーグ)で優勝しました。
2024-25のヨーロッパリーグ優勝
2025年5月21日のEL決勝でマンチェスター・ユナイテッドに1-0で勝ち、17年ぶりのタイトルを獲りました。
決勝はスペインのビルバオで行われ、ブレナン・ジョンソン選手が前半42分に挙げた1点を守り切りました。それまで最後のタイトルは2007-08のリーグカップで、欧州のタイトルとしては41年ぶりです(トッテナム公式 2025年5月、UEFA公式)。相手のユナイテッドのことはマンチェスター・ユナイテッドの解説にまとめています。この優勝で2025-26のCLに出ましたが、ウィキペディアによると、2025年8月のUEFAスーパーカップはパリ・サンジェルマンに2-2からのPK戦で敗れました。
2018-19のチャンピオンズリーグ決勝
2018-19にクラブで初めてCLの決勝に進み、2019年6月1日にマドリードでリバプールに0-2で敗れました。
監督はマウリシオ・ポチェッティーノで、クラブにとって初めての欧州の頂点を争う舞台でした。菅野さんは、決勝まで勝ち上がったときのことを「驚き」と振り返ります。
準決勝アヤックス戦の逆転
準決勝はアヤックスに第1戦で0-1と負けたあと、第2戦を3-2で勝ち、アウェイゴールの差で勝ち上がりました。
ウィキペディアによると、アムステルダムでの第2戦は前半に0-2とされ、合計0-3から後半にルーカス・モウラ選手が3点を決めました。決勝点は試合終了の間際でした(Wikipedia「2018–19 UEFA Champions League knockout phase」)。
菅野さんにとっても、準決勝のアヤックス戦は印象に残っているラウンドだそうです。「当時のアヤックスも非常に魅力的なチームとして、とても攻撃的なチームとして知られてましたので、その2チームの対戦というのは非常に興味深く見ていた記憶があります」と話します。
| ラウンド | 日付 | 相手 | スコア |
|---|---|---|---|
| 準決勝 第1戦 | 2019年4月30日 | アヤックス(ホーム) | 0-1 |
| 準決勝 第2戦 | 2019年5月8日 | アヤックス(アウェイ) | 3-2(合計3-3、アウェイゴールで突破) |
| 決勝 | 2019年6月1日 | リバプール(マドリード) | 0-2 |
出典:Wikipedia「2018–19 UEFA Champions League knockout phase」、Wikipedia「2019 UEFA Champions League final」(2026年11月1日確認)
マドリードの決勝でリバプールに0-2
決勝はマドリードのエスタディオ・メトロポリターノで行われ、リバプールに0-2で敗れて優勝を逃しました。
ウィキペディアによると、開始2分にPKでモハメド・サラー選手に先制され、87分にディヴォック・オリギ選手に2点目を決められています(Wikipedia「2019 UEFA Champions League final」)。相手のリバプールのことはリバプールの解説にまとめています。
菅野さんは、このころのトッテナムは「リーグでも優勝争いをしていましたし、ポチェッティーノ監督の元で非常に魅力的なフットボールをプレーしていた」と話します。タレントがそろって実力もあり、対戦するユナイテッドの側から見て「非常にやりにくいチームだった」という印象を持っているそうです。
歴代の監督とコンテの時代
2008年以降はレドナップ、ポチェッティーノ、モウリーニョ、コンテと名の知れた監督が続き、コンテは3バックで戦いました。
レドナップとポチェッティーノ
2008年からハリー・レドナップ監督、2014年から2019年まではポチェッティーノ監督が指揮を執りました。
ポチェッティーノ監督は2014年から2019年まで指揮を執り、2018-19のCL決勝まで導いています(Wikipedia「List of Tottenham Hotspur F.C. managers」)。菅野さんがユナイテッドの翻訳の仕事を始めたのは、レドナップ監督の時代でした。
| 監督 | 在任 | 主なできごと |
|---|---|---|
| ビル・ニコルソン | 1958〜1974年 | 1960-61の二冠、1962-63の欧州タイトル |
| ハリー・レドナップ | 2008〜2012年 | ― |
| マウリシオ・ポチェッティーノ | 2014〜2019年 | 2018-19のCL決勝 |
| ジョゼ・モウリーニョ | 2019〜2021年 | ― |
| アントニオ・コンテ | 2021〜2023年 | 3バックの形。1年目にCLの出場権 |
| アンジェ・ポステコグルー | 2023〜2025年 | 2024-25のEL優勝 |
| トーマス・フランク | 2025〜2026年 | 2026年2月に解任 |
| ロベルト・デ・ゼルビ | 2026年3月〜 | 2026-27を指揮 |
出典:Wikipedia「List of Tottenham Hotspur F.C. managers」、トッテナム公式 2023年3月26日(2026年11月1日確認)
コンテの3バックとウイングバック
コンテ監督は3バックの形で戦い、両サイドのウイングバック(WB)に攻守の役割を任せました。
コンテ監督は2021年から指揮を執り、クラブ公式サイトによると、1年目にCLの出場権を獲りました。2023年3月26日に、双方の合意で退任しています(トッテナム公式 2023年3月26日)。報道によると、右サイドのペドロ・ポロ選手は、コンテ監督の3-4-3に合うウイングバックとして獲得された選手です。
菅野さんは、ユナイテッドでも指揮を執ったジョゼ・モウリーニョ監督の時代も含めて、トッテナムは「簡単に勝たせてくれない、簡単に勝てない相手という印象がとても強く残ってます」と話します。
ポステコグルーからデ・ゼルビまで
ポステコグルー監督の後、2025年からはフランク監督、2026年3月からはデ・ゼルビ監督が指揮を執っています。
ウィキペディアと報道によると、トーマス・フランク監督は2026年2月11日に解任され、イゴール・トゥドール監督の暫定の指揮を経て、3月31日にロベルト・デ・ゼルビ監督の就任が発表されました(LBC 2026年3月31日)。
監督の交代について菅野さんは、結果が出ないときに替わるのはどのクラブにも当てはまることだとしたうえで、「理想は一人の監督が長年指揮を執って、アイデンティティを構築すること」だと話します。その上で実力をつけて若手を育てていくのが理想的だ、という見方です。
トッテナムが送り出した選手
この15年ほどの間に、ギャレス・ベイル、ハリー・ケインという世界を代表する選手がトッテナムから出ています。
菅野さんが、この記事で必ず入れてほしいと話したのがこの点です。トッテナムは「ガレス・ベイル、ハリー・ケインといった世界を代表する選手が出ているチーム」で、攻撃的なプレースタイルのチームでもある、という2つです。
ハリー・ケイン
ケイン選手はトッテナムのアカデミー出身で、クラブの歴代最多の280得点を挙げたストライカーです。
ウィキペディアによると、2023年8月にドイツのバイエルン・ミュンヘンへ、ブンデスリーガ史上最高額の移籍金で移りました(Wikipedia「Harry Kane」)。トッテナムでは主要なタイトルに届かず、初めてのタイトルはバイエルンでの2024-25のブンデスリーガ優勝でした(The National 2025年5月4日)。
そして2026年10月26日、ロンドンのパラディアム劇場で行われた授賞式で、ケイン選手はバロンドールを初めて受賞しました。PA通信の配信記事によると、イングランドの選手の受賞は2001年のマイケル・オーウェン以来25年ぶりです(Irish News(PA)2026年10月26日)。順位の一覧はバロンドール2026の結果の記事にまとめています。
菅野さんは、印象に残っている選手にケイン選手を挙げ、20歳前後からトップチームで活躍し、タイトルに縁のない選手と報じられ続けながらも、「あんなにこうクラブのために体を張って貢献をする選手」だったと話します。そのケイン選手がバイエルンでバロンドールを受賞したことは、「北ロンドンのファンにとっても感慨深いものだと思います」と話しています。
ギャレス・ベイル
ベイル選手は2013年9月に、当時の世界最高額の移籍金でトッテナムからレアル・マドリードへ移りました。
ウィキペディアによると、トッテナムには2007年から2013年まで在籍し、2020-21には1シーズンの期限付き移籍で戻っています(Wikipedia「Gareth Bale」)。
菅野さんは、トッテナムのサイドの選手といえばベイル選手が印象に残っていると話します。当時のスパーズは上位4クラブに入っていなかったものの、「ベイルの存在は頭一つ抜けていて、世界最高のウイングの一人だというふうに言われて」いたそうです。
ソン・フンミンと守りの選手
2015年から10年間在籍したソン・フンミン選手は、2025年8月にアメリカのロサンゼルスFCへ移りました。
ウィキペディアによると、ソン選手は2015年にドイツのレバークーゼンから加入し、2023年からは主将を務めました。トッテナムでのプレミアリーグの記録は333試合127得点です(Wikipedia「Son Heung-min」)。
菅野さんは、守りやサイドの選手では、ベイル選手のほかにキーラン・トリッピア、カイル・ウォーカー、ダニー・ローズの名前がすぐ浮かぶと話します。また、守りの選手については、チーム全体への影響をきちんと評価するのはイングランドのほうだと感じているそうです。「縁の下の力持ち。英語で言うと、アンサングヒーローなんていう言い方もしますが、そういう選手への評価っていうのはイングランドの方がしっかりしている気がします」と話します。
今のトッテナム(2026-27シーズン)
2025-26を17位で終えて残留し、2026-27はデ・ゼルビ監督のもとで欧州の大会に出ずにプレミアリーグを戦っています。
ウィキペディアによると、10月31日の試合を終えた時点で9試合3勝3分3敗・勝点12の8位です(Wikipedia「2026–27 Premier League」・2026年11月1日確認)。首位はマンチェスター・シティで、シティのことはマンチェスター・シティの解説にまとめています。
2025-26は17位で残留
2025-26は1シーズンで監督が3人替わり、プレミアリーグ17位で、最終節に残留を決めました。
ウィキペディアと報道によると、最終節のエバートン戦に1-0で勝ち、18位のウェストハムを上回って降格を免れています。CLは決勝トーナメント1回戦でアトレティコ・マドリードに合計5-7で敗れました(Sky Sports)。タイトルを獲れなかったため、2026-27は欧州の大会に出ていません。
デ・ゼルビ監督と主将ファン・デ・フェン
2026-27の主将は、オランダ代表のセンターバックのミッキー・ファン・デ・フェン選手です。
クラブ公式サイトは2026年8月22日に主将を発表し、ファン・デ・フェン選手は「トッテナム・ホットスパーの主将になれることは大きな名誉だ」と話しました。主将を支えるリーダーとして、ポロ選手、ジェームズ・マディソン選手、ベン・デイビス選手、アーチー・グレイ選手の名前も挙がっています(トッテナム公式 2026年8月22日)。前の主将のクリスティアン・ロメロ選手は、報道によると2026年8月にアトレティコ・マドリードへ移りました。
| 項目 | 2026-27の様子(2026年11月1日時点) |
|---|---|
| 監督 | ロベルト・デ・ゼルビ(2026年3月31日に就任発表) |
| 主将 | ミッキー・ファン・デ・フェン |
| 主なGK | アントニーン・キンスキー |
| 移った主な選手 | ソン・フンミン(2025年8月 ロサンゼルスFC)、クリスティアン・ロメロ(2026年8月 アトレティコ・マドリード) |
| 期限付きで出ている主な選手 | グリエルモ・ヴィカーリオ(ユベントス)、高井幸大(シント=トロイデン) |
| プレミアリーグ | 9試合3勝3分3敗・勝点12・8位(10月31日の試合まで) |
| 欧州の大会 | 出場なし |
出典:トッテナム公式 2026年8月22日、Wikipedia「2026–27 Tottenham Hotspur F.C. season」、Wikipedia「2026–27 Premier League」(2026年11月1日確認)
GKと守りの選手
2026-27のゴールキーパー(GK)は、チェコ出身のアントニーン・キンスキー選手が1番手を務めています。
ウィキペディアと報道によると、それまで1番手だったグリエルモ・ヴィカーリオ選手は、2026年8月にイタリアのユベントスへ今シーズン終わりまでの期限付きで移りました(Sports Mole)。控えにはマルティン・ドゥブラフカ選手がいます。
トッテナムのユニフォームとエンブレム
ホームは伝統の白で、2026-27はナイキが作っています。エンブレムはボールの上に立つ雄鶏です。
胸のスポンサーは保険会社のAIAで、業界紙の報道によると、胸のスポンサーとしては2026-27が最後のシーズンになります(Inside World Football 2025年11月4日)。
白の伝統と雄鶏のエンブレム
白いホームのユニフォームと雄鶏のエンブレムが、トッテナムの一番の目印です。
愛称の「リリーホワイツ(白いユリたち)」も、この白からきています。ウィキペディアによると、雄鶏は1921年のFAカップ決勝からエンブレムに使われ、2006年に今に近い形へ整えられました(Wikipedia「Tottenham Hotspur F.C.」)。雄鶏は、ハリー・ホットスパーが着けていた拍車(スパー)と、闘鶏の足の蹴爪にちなむとされます。菅野さんは、トッテナムといえば「あの雄鶏のものが一番有名ですよね」と話し、「真っ白な白を基調としたユニフォーム」も特徴だと言います。
ウィキペディアによると、1883年の最初のユニフォームは紺のシャツで、白いシャツと紺のショーツになったのは1898-99シーズンからです。それ以来、白と紺が基本の色になっています。1961年にはビル・ニコルソン監督が欧州の試合で白いショーツをはかせ、欧州の大会では白いショーツの伝統が続いているとされます。胸に初めて企業の名前が入ったのは1983年12月のホルステンでした。
| 時期 | ユニフォームのメーカー |
|---|---|
| 1930年代半ば〜1970年代 | アンブロ |
| 1977年〜 | アドミラル |
| 1980年〜 | ル・コック・スポルティフ |
| 1985年〜 | ヒュンメル |
| 1991年〜 | アンブロ |
| 1995年〜 | ポニー |
| 1999年〜 | アディダス |
| 2002年〜 | カッパ |
| 2006年〜 | プーマ |
| 2012-13〜 | アンダーアーマー |
| 2017年〜 | ナイキ(2033年までの契約と報道) |
出典:Wikipedia「Tottenham Hotspur F.C.」(2026年11月1日確認)
2026-27のホーム・アウェイ・サード
2026-27のユニフォームは、ホームが白、サードが紫で、ホームとアウェイは2026年6月19日に発表されました。
クラブ公式サイトはホームを「伝統のリリーホワイト」と紹介していて、白地に紺の差し色が入ります(トッテナム公式 2026年6月19日)。サードの紫は、専門サイトの報道によると、1990年代の紫のアウェイをもとにしたデザインです。アウェイの色の細かい説明は、出典によって食い違うため、この記事では書いていません。
| 種類 | 色とデザイン | 発表 | 公式ストアの値段(大人用シャツ・2026年11月1日の表示) |
|---|---|---|---|
| ホーム | 白に紺の差し色 | 2026年6月19日 | スタジアム版 14,400円、エリート版 25,700円 |
| アウェイ | ストアの商品写真で確認 | 2026年6月19日 | エリート版 21,600円 |
| サード | 紫(1990年代のアウェイがもと) | ― | ストアで確認 |
| GK | ナイキの米国サイトにピンクのシャツ | ― | ストアで確認 |
出典:トッテナム公式 2026年6月19日(ホーム)、トッテナム公式(アウェイ)、トッテナム公式オンラインストア、101 Great Goals、ナイキ(米国)(2026年11月1日確認)
スタジアム版はファン向けのつくり、エリート版は選手が着るものに近いつくりです。選ぶときの目安は、伝統の白を着たいならホーム、ほかの人と違う色にしたいならサードの紫です。
どこで買うか
公式のユニフォームは、クラブの公式オンラインストアから日本へ送ってもらえ、値段も円で表示されます。
トッテナム公式オンラインストアには、ホーム・アウェイ・サード・GKのキットと、子ども用・赤ちゃん用の区分があります。2026年11月1日の表示では、日本への通常配送は2,300円(7〜10営業日)、速達は5,500円で、2万円以上の注文は通常配送が無料です。関税などの扱いや、長袖があるかどうかは、購入前にストアの案内と各商品のページで確かめてください。
菅野さんは、日本のファンがユニフォームやグッズを選ぶときに特に知っておくことはなく、「気に入ったデザインのものを購入すれば良いと思います」と話します。
マスコットのチャーピー
トッテナムのマスコットは、エンブレムと同じ雄鶏の「チャーピー(Chirpy)」です。
クラブ公式サイトには、チャーピーがファンの質問に答える「Ask Chirpy」という記事があり、「すばらしいスパーズのマスコットとして、いつまでも覚えていてもらうこと」を目標に挙げています(トッテナム公式「Ask Chirpy」)。
ライバルと北ロンドン・ダービー
一番のライバルは同じロンドン北部のアーセナルで、両者の対戦は「北ロンドン・ダービー」と呼ばれます。
ウィキペディアによると、ライバル関係は1913年にアーセナルが近くのハイバリーへ本拠地を移したことから始まりました。
アーセナルとのダービー
北ロンドン・ダービーは、2026年2月時点で全大会199試合、アーセナルの86勝、トッテナムの61勝、引き分け52です。
2025-26は2試合ともアーセナルが勝ち、2026-27のトッテナムのホームでの対戦は12月5日に予定されています(Wikipedia「North London derby」)。アーセナルの側から見たダービーは、アーセナルの解説にまとめています。
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| 全大会の対戦 | 199試合(アーセナル86勝、トッテナム61勝、引き分け52) |
| リーグ戦の対戦 | 178試合(アーセナル75勝、トッテナム55勝、引き分け48) |
| 2025-26 | 2025年11月23日 アーセナル4-1、2026年2月22日 トッテナム1-4 |
| 2026-27 | 2026年12月5日にトッテナムのホームで対戦予定 |
出典:Wikipedia「North London derby」(2026年2月時点の記録、2026年11月1日確認)
菅野さんは、北ロンドン・ダービーは「どちらのファンも負けられない一戦」だと話します。初めて見るなら、「他の試合とは全然雰囲気が違うっていうのは、見れば、試合が始まればすぐに選手のリアクションとかですね、ファールの激しさでわかると思います」と、選手の反応とファウルの激しさに注目するとよいそうです。
ユナイテッドから見たスパーズ
ユナイテッドの翻訳を担当した菅野さんにとって、トッテナムは「非常にやりにくい相手」でした。
菅野さんは、たとえトッテナムの調子が良くないときでも、簡単には勝たせてくれない相手だったと振り返ります。その見方はこの20年ほど変わらないそうで、「アウェイ側のサポーターの熱気っていうのは変わらずに」、選手たちにとって「本当に力になってる応援をしているチームだな」と見ていると話します。
日本との縁と、日本で見るには
日本人では戸田和幸選手と高井幸大選手が在籍し、日本で試合を見るならプレミアリーグを配信するU-NEXTです。
戸田選手は2003年に在籍し、高井選手は今もトッテナムに籍を置いています。
戸田和幸の在籍
戸田和幸選手は2003年に清水エスパルスから期限付き移籍で加入し、プレミアリーグで4試合に出ました。
ウィキペディアによると、2002年のワールドカップのあと、2003年1月の移籍でした(Wikipedia「Kazuyuki Toda」)。菅野さんがトッテナムを意識するようになったのも、「今解説者としても活動されてますけど、戸田和幸さんが所属してた頃」だそうです。そのころと今で、クラブの印象は変わっていないと話します。
高井幸大の今
高井幸大選手は2025年7月に川崎から加入し、今はベルギーのシント=トロイデンへ期限付き移籍中です。
ウィキペディアによると、トッテナムでのプレミアリーグの出場はまだありません。2026年1月から2025-26の終わりまではドイツのボルシアMGへ期限付きで移り、2026年9月1日にシント=トロイデンが期限付き移籍での加入を発表しました(Wikipedia「Kota Takai」、スポーツナビ 2026年9月1日)。トッテナムとの契約は2030年までと報じられています。
プレミアリーグはU-NEXT
日本でトッテナムのプレミアリーグの試合を見るなら、U-NEXTの「サッカーパック」(月額2,600円・税込)です。
U-NEXTの公式ページによると、サッカーパックはプレミアリーグの生配信と見逃し配信を扱っていて、月額は購入方法によって異なります(2026年11月1日確認)。
| 大会 | 日本での見方 | 料金(2026年11月1日確認) |
|---|---|---|
| プレミアリーグ | U-NEXT「サッカーパック」(生配信と見逃し配信) | 月額2,600円(税込・購入方法で異なる) |
| CL・EL | 2026-27のトッテナムは出場なし | ― |
出典:U-NEXT「サッカーパック」(2026年11月1日確認)
現地のスタジアムで見たい人は、チケットの買い方をプレミアリーグのチケットの取り方にまとめています。これから応援を始めるなら、菅野さんの言う攻撃的なスタイルと、ダービーでの選手のリアクションに注目して、1シーズン追いかけてみるのが入りやすいでしょう。
よくある質問
本文で扱いきれなかった、日本のファンの集まり・スタジアムの使われ方・最寄り駅・女子チーム・ビッグ6・最後のリーグ優勝の6つに答えます。
Q. 日本にトッテナムのファンの集まりはありますか?
A. 日本のファンのサイト「スパーズジャパン」があり、日本語のニュース、YouTubeの「スパーズジャパンTV」、会員の募集を出しています。クラブの公式サイトではありません。同じサイトでは、クラブの日本の公式パートナーになったH.I.S.の現地観戦ツアーも案内されています(スパーズジャパン・2026年11月1日確認)。
Q. スタジアムではサッカー以外に何が行われますか?
A. アメリカンフットボールのNFLの試合も行われます。ウィキペディアによると、2019年10月6日に初めてNFLの試合があり、2019年からの10年の契約で年に2試合以上を開きます。芝のピッチは3つに分かれて南側のスタンドの下へ動き、人工芝の面が出てくる仕組みです(Wikipedia「Tottenham Hotspur Stadium」)。
Q. スタジアムの最寄り駅はどこですか?
A. ウィキペディアでは、ロンドン・オーバーグラウンドのホワイト・ハート・レーン駅とブルース・グローブ駅、ナショナル・レールのノーサンバーランド・パーク駅、地下鉄ヴィクトリア線のセブン・シスターズ駅とトッテナム・ヘイル駅が挙がっています。試合の日の行き方は、プレミアリーグのチケットの取り方もあわせて確かめてください。
Q. トッテナムに女子チームはありますか?
A. あります。女子のトップチームはイングランドの女子スーパーリーグ(WSL)で戦っていて、2026-27の主将はドリュー・スペンス選手です。男子のファン・デ・フェン選手と同じ日に、クラブ公式サイトが発表しました(トッテナム公式 2026年8月22日)。
Q. トッテナムはビッグ6に入りますか?
A. 入ります。ビッグ6は、トッテナム、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、リバプール、チェルシーの6クラブを指す呼び方です。くわしくはプレミアリーグの解説にまとめています。
Q. トッテナムが最後にリーグ優勝したのはいつですか?
A. 1960-61シーズンです。クラブ公式サイトのタイトル一覧によると、1部の優勝は1950-51と1960-61の2回で、1992年に始まったプレミアリーグでの優勝はまだありません(トッテナム公式「Club Honours」)。
参考情報
この記事のタイトルと2024-25のEL優勝、主将、ユニフォームの発表はクラブ公式サイトとUEFA公式、CL決勝・監督・今季の成績はウィキペディアと報道、ケイン選手のバロンドールはPA通信の配信記事、ユニフォームの値段と配送はクラブ公式オンラインストア、日本での配信はU-NEXTの公式ページで確かめました(2026年11月1日)。ウィキペディアと報道の情報には主語を付けています。自分でもサッカーを始めたい人は、全国のサッカースクールの探し方も参考にしてください。
- Club Honours|Tottenham Hotspur
- We are UEFA Europa League winners|Tottenham Hotspur
- Tottenham 1-0 Manchester United|UEFA
- Our new captains|Tottenham Hotspur
- Tottenham Hotspur F.C.|Wikipedia
- 2025–26 Tottenham Hotspur F.C. season|Wikipedia
- 2026–27 Tottenham Hotspur F.C. season|Wikipedia
- 2019 UEFA Champions League final|Wikipedia
- Harry Kane crowned first English Ballon d’Or winner in 25 years|Irish News(PA)
- トッテナム公式オンラインストア
- サッカーパック|U-NEXT


