サッカー少年団は、地域の指導者と保護者が運営するスポーツ少年団のサッカーチームです。会費が安い代わりに、親がお茶や送迎、試合の手伝いを分担する「当番」があるのが特徴です。サッカースクールは会社やJリーグのクラブなどが運営し、月謝は高めですが、運営はスタッフが行うので親の当番は基本的にありません。クラブチームは大会で勝つことを目指すチームで、練習や遠征の送迎の負担が大きくなりがちです。
この記事では、日本スポーツ協会(JSPO)の日本スポーツ少年団と日本サッカー協会(JFA)の公式の数字、笹川スポーツ財団の保護者調査、各チームやスクールの公式の料金をもとに、3つの違い・かかるお金・親の当番の中身・選び方を表で整理します。近くの会場は、全国のサッカースクール検索で地域ごとに探せます。
この記事でわかること
- 3つの違い:少年団・スクール・クラブチームの運営する人、指導者、目的、親の出番を1つの表で比べられます。
- 親の当番:当番がある理由と種類、母親2,400人の調査で負担が大きかったことが分かります。
- 選び方:目的と家庭の事情から選ぶ流れと、見学や体験で聞いておきたい質問の一覧があります。
サッカー少年団とは
サッカー少年団は、日本スポーツ少年団に登録し、地域の大人が運営する子どものサッカーチームです。
「少年団」は国語辞典では、集団での活動を通して少年少女の心と体を鍛えることを目的にした団体と説明されています(コトバンク 少年団)。サッカーで「少年団」と呼ぶときは、JSPOの「スポーツ少年団」に登録しているチームを指します。
地域の大人で運営するスポーツ少年団
スポーツ少年団は1962年にでき、団員・指導者・役員と保護者の集まりで運営される地域の団体です。
JSPOは理念として「一人でも多くの青少年にスポーツの歓びを提供する」「スポーツを通して青少年のこころとからだを育てる」「スポーツで人々をつなぎ、地域づくりに貢献する」の3つを掲げています(日本スポーツ協会 スポーツ少年団とは)。勝つことだけでなく、地域で子どもを育てる場という考え方が土台にあります。
団として登録するには、団員がおおむね10人以上いて、スポーツ少年団の理念を学んだ指導者が2人以上いることが条件です(秋田市 スポーツ少年団の登録・長崎市 スポーツ少年団)。令和6年度からは、この指導者はJSPOの公認資格(スタートコーチなど)を持つ人とされています。指導者の条件はここ数年で何度か変わっているので、細かい要件は地域のスポーツ少年団の本部に確かめてください。
全国に2,894団・約8万人
令和7年度のサッカーのスポーツ少年団は全国2,894団、団員は80,458人で、団数は競技別で3位です。
JSPOの登録数の集計では、すべての競技を合わせた単位団は24,212団、団員は511,248人で、前の年より785団・14,852人減りました(JSPO 令和7年度 登録数)。競技別では軟式野球が5,276団で最も多く、バレーボールの2,918団にサッカーの2,894団が続きます(JSPO 令和7年度 競技別団数・競技別団員数)。
| 項目 | 数 | 時点 |
|---|---|---|
| スポーツ少年団の単位団(全競技) | 24,212団 | 令和7年度 |
| スポーツ少年団の団員(全競技) | 511,248人 | 令和7年度 |
| サッカーのスポーツ少年団 | 2,894団(全体の12.0%) | 令和7年度 |
| サッカーの団員 | 80,458人(全体の15.7%) | 令和7年度 |
| JFA第4種(小学生)のチーム | 7,888チーム | 2025年度 |
| JFA第4種の選手 | 270,188人 | 2025年度 |
出典:JSPO 令和7年度 登録数・JFA チーム登録数・JFA 選手登録数。少年団の多くはJFAにも登録しているので、2つの人数を足すことはできません。
JFAに登録している小学生のチームは7,888チームで、この中には少年団のほか、会社やJリーグのクラブ、NPOなどが運営する街のクラブチームも含まれます。少年団とJFAは登録の仕組みが別なので、2つの数を引き算して街のクラブの数を出すことはできません。
小学生のサッカーは8人制
JFAに登録する小学生年代(第4種)の公式戦は、8人制・4号球・前後半20分ずつが基本です。
JFAは2011年に小学生年代の試合を8人制にしました。JFAの資料では、シュートを打った選手の割合は11人制の25%に対して8人制では42%で、1人がボールに触る回数が増えると説明しています(JFA 8人制サッカーの資料)。JFAや都道府県のサッカー協会が開く公式戦には、少年団も街のクラブも、JFAに登録したチームとして出ます。
ピッチの広さは68m×50mがすすめられていて、大人の11人制のピッチより小さく作られています(JFA 8人制サッカーの資料)。人数が少ないぶん、全員が攻めと守りの両方にかかわる場面が増えます。初めてサッカーをする子でも、試合の中でボールに触る機会が多い作りです。
少年団・スクール・クラブチームの違い
3つの違いは、運営する人、目的、親の出番の3点で、とくに親の当番の有無が大きく違います。
まず全体を表で比べ、そのあと運営と目的の違いを順に見ていきます。
一覧で比べる
少年団は地域で楽しむ場、スクールは技術を習う場、クラブチームは試合で勝つ場と分けると分かりやすくなります。
| 比べること | 少年団 | サッカースクール | クラブチーム |
|---|---|---|---|
| 運営する人 | 地域の指導者と保護者(スポーツ少年団) | 会社・Jリーグのクラブ・NPOなど | 会社・NPO・Jリーグのクラブなど |
| 指導者 | 理念を学んだ指導者(多くはボランティア) | 雇われたコーチ | 雇われたコーチが中心 |
| 目的 | 地域で楽しみ、心と体を育てる | 技術を身につける | 大会で勝つ・上の年代へ進む |
| 試合 | 地域の大会やJFAの公式戦に出る団が多い | 試合に出ない教室が多い | JFAの公式戦や遠征が多い |
| 入るとき | 団ごとに決める | 申し込めば入れる所が多い | セレクション(選考)がある所もある |
| 月の会費 | 安い(例:月1,000〜3,500円) | 高め(例:月8,800〜9,900円) | 高め(例:月6,000円〜) |
| 親の出番 | 当番・送迎・役員がある団が多い | 基本は送迎だけ | 送迎・遠征の付き添いがある |
会費の例は次の「かかるお金の違い」の表の実例から(各団体の公式の額)。チームによって違うので、入る前にそのチームに確かめてください。
運営する人と指導者
少年団は保護者と地域の指導者が運営し、スクールとクラブチームは運営する会社やクラブが雇うコーチが教えます。
少年団の指導者は、子どもの親や地域のサッカー経験者がボランティアで務める団もあり、その分だけ会費を安く抑えられます。スクールやクラブのコーチは仕事として教えていて、JFA公認の指導者ライセンス(C級・D級など)を持つ人がいるかどうかも、スクールを選ぶときの目安の1つになります(JFA 指導者ライセンス)。
目的と試合
少年団とクラブチームは試合に出て勝ち負けを経験し、スクールは試合よりも技術の練習が中心です。
スクールは、クーバー・コーチング札幌校のように週1回か週2回を選ぶ教室の形があり(クーバー・コーチング札幌校)、チームとして大会に出ないこともあります。編集部の整理では、クラブチームは練習の回数や週末の公式戦・遠征が増えやすく、強いチームでは選考(セレクション)をすることがあります。少年団はその間で、週末に練習して地域の大会に出る形、と考えるとつかみやすいでしょう。
かかるお金の違い
月の会費は少年団が安く、スクールとクラブチームは月6,000〜1万円ほどの実例が並びます。
費用はチームごとにまったく違うので、ここでは公式に出ている額を実例として並べます。ユニフォームや用具などの初期費用は、チームによって別にかかることがあります。
少年団の会費と登録料
少年団の会費は月1,000〜3,500円の実例があり、ほかにスポーツ少年団の登録料などがかかります。
日本スポーツ少年団に払う団員の登録料は今は年300円で、令和9年度の登録から700円に上がると発表されています(JSPO 2026年8月10日のお知らせ)。これに都道府県と市区町村の分が加わり、たとえば秋田市では4〜7月に登録すると団員1人1,300円です(秋田市)。JFAの小学生の選手登録料はJFAの分が2022年2月から無料になりましたが、チームの登録料や都道府県協会の分は別にかかります(JFA 2022年2月10日)。多くの団は、こうした登録料やスポーツ保険の代金を年会費に含めて集めています。
スクールとクラブの料金の例
スクールの月謝はU-12で月8,800〜9,900円の実例があり、入会金や年会費が別にかかる所もあります。
| 種類 | チーム・スクール | 月の会費(小学生) | ほかにかかるお金 |
|---|---|---|---|
| 少年団 | 津島市のサッカー少年団(愛知県) | 小1・2年2,000円、小3〜6年3,000円 | 年会費8,000円(保険料・登録費込み) |
| 少年団 | 江尻サッカースポーツ少年団(静岡県) | 小1〜3年3,000円、小4〜6年3,500円 | 毎年の継続料5,000円、入るとき2,000円 |
| クラブ | 五戸すずかけサッカークラブU-12(青森県) | 6,000円 | 年3,000円、登録料 |
| スクール | クーバー・コーチング 札幌校 | U-12 週1回8,800円 | 入会金5,500円、管理費 月1,100円 |
| スクール | FC東京サッカースクール 代々木校 | U-12 9,900円 | 入会金無料、年会費13,200円 |
出典:津島市・江尻サッカースポーツ少年団・五戸町・クーバー・コーチング札幌校・FC東京サッカースクール代々木校(令和8年度)。2026年10月24日に確かめた額です。
会費の安さだけで比べない
少年団は会費が安いぶん親の手間で運営を支えているので、お金と時間を合わせて比べるのが大切です。
少年団の会費が安いのは、指導や運営の多くをボランティアと保護者の手伝いでまかなっているからです。スクールの月謝には、コーチの人件費や会場代が含まれています。共働きで週末の当番が難しい家庭にとっては、会費が高くても当番の無いスクールのほうが続けやすいこともあります。
少年団の親の当番
少年団の当番は、保護者が交代でお茶や送迎、試合の手伝いを受け持つしくみで、団の規約で決まります。
当番の量や中身は団によってまったく違い、全国で決まった回数はありません。ここでは、当番がある理由と、よくある当番の種類を整理します。
当番がある理由は育成母集団
スポーツ少年団では、保護者は「育成母集団」として団を支える側に入る、という考え方があります。
JSPOのガイドブックにある規約の例では、新しく団員になった子の保護者は「当然に育成者となる」と書かれています(JSPO 令和8年度 スポーツ少年団ガイドブック)。育成母集団は、保護者や地域の人がお金・人手・気持ちの面で子どもを支える集まりで、2014年の調査では、育成母集団がある団は63.1%、その活動は「団の活動の世話」が95.1%、「運営の会議」が69.0%でした(笹川スポーツ財団・JSPO 2015年6月8日)。当番は、たまたまある習慣ではなく、この組織の作りから来ています。
当番の種類
当番は、お茶や飲み物の用意、車での送迎、試合の運営の手伝い、役員や会計の4つに分けられます。
| 種類 | 中身の例 | している母親のうち「負担が大きい」 |
|---|---|---|
| 飲み物・食べ物の用意 | 練習や試合で指導者の飲み物や昼食を用意する(お茶当番) | 64.4% |
| 送迎・配車 | 試合会場まで車を出し、ほかの子も乗せて送る | 66.7% |
| 試合の手伝い | 観戦場所の確保、テントやゴールの設営と片付け、審判の補助 | 62.0%(観戦場所の確保) |
| 会計・連絡 | 会費の集金と管理、連絡網やLINE・ホームページの管理 | 59.0%(会計)・57.4%(連絡網) |
| 役員 | 保護者会の役員、大会の受付、選手登録の事務 | ― |
中身の例は団の募集案内(土浦市にある少年団のチラシなど)から。割合は笹川スポーツ財団 2022年2月18日の母親2,400人調査で、それぞれの手伝いをしている母親のうち「負担が大きい」と答えた割合。
審判は、JFAの公式戦では資格を持つ指導者や保護者が務めることがあり、団によっては保護者に審判の資格を取るよう頼むこともあります。どこまで頼まれるかは、見学のときに聞いておくと安心です。
当番の量は団で違う
当番の回数を全国で集めた公的な数字は無く、どれくらい回ってくるかは団によって大きく違います。
当番を減らす工夫をしている団もあり、自治体の団員募集の案内に「保護者の当番はありません」と書いているサッカーの団もあります。JSPOのガイドブックも、育成母集団の心得として、仕事などで休日の活動に参加できない保護者への配慮を求めています(JSPO 令和8年度 ガイドブック)。
親の負担はどれくらい大変か
調査では送迎と飲食の用意を負担に感じる母親が6割を超え、当番を理由に習い事を避ける母親もいます。
ここでは笹川スポーツ財団の2021年の調査と、JSPOの報告書から、保護者の負担の実態を見ます。
母親2,400人の調査
母親2,400人の調査で、送迎をしている母親の66.7%、飲食の用意をしている母親の64.4%が負担が大きいと答えました。
笹川スポーツ財団は2021年9月、小学1〜6年生の第1子を持つ母親2,400人に、子どものスポーツへの関わり方を聞きました(笹川スポーツ財団 2022年2月18日)。負担の割合は、それぞれの手伝いをしている母親に聞いたもので、2,400人全体に占める割合ではありません。
| 順位 | 負担が大きいこと | その手伝いをしている母親のうち負担が大きいと答えた割合 |
|---|---|---|
| 1 | 指導者や保護者の送迎 | 66.7% |
| 2 | 練習や試合で指導者・保護者の食べ物や飲み物を用意する | 64.4% |
| 3 | 試合で保護者が観戦する場所を取る | 62.0% |
| 4 | 会員のお金を集めて管理する | 59.0% |
| 5 | 連絡網・SNS・ホームページの管理 | 57.4% |
出典:笹川スポーツ財団「小学生のスポーツ活動における保護者の関与・負担感に関する調査研究」2022年2月18日
同じ調査では、子どもがスポーツをしている家庭で、子どもの送迎をしている母親は89.2%、父親は56.4%で、ユニフォームの洗濯は母親84.4%・父親21.2%と、負担が母親に偏っていることも分かります。少年団に入るなら、両親でどう分けるかを先に話しておくと続けやすくなります。
当番を理由に避ける親もいる
当番をしている母親は7.5%ですが、当番が大変だからと子どものスポーツを避ける母親は26.1%いました。
同じ調査の報告書では、今当番をしている母親は全体の7.5%にとどまる一方、当番が大変なことを理由に子どものスポーツをさせない、という母親が26.1%いたとしています(笹川スポーツ財団 報告書)。実際に当番をしている人よりも、当番を心配して入るのをやめる人のほうが多い、という結果です。
少年団の側も負担を課題にしている
JSPOの報告書でも、保護者の負担が団員の減る原因の1つとして挙げられています。
JSPOが2022年にまとめた報告書には、送り迎えが大変なので、お金がかかっても送迎してくれるクラブに子どもを預ける家庭が増えている、という委員の発言が載っています(JSPO スポーツ少年団 改革プラン報告書)。小学生全体のうちスポーツ少年団に入っている子は令和6年度で7.4%(低学年4.5%・高学年10.2%)で(JSPO 令和6年度 育成報告書)、団員の数は年々減っています。
スクールとクラブチームの親の負担
スクールは当番が基本的に無く送迎が中心で、クラブチームは送迎に加えて遠征の付き添いが増えます。
少年団の当番を避けて別の形を選ぶ場合も、親の出番がゼロになるわけではありません。
スクールは送迎が中心
スクールは運営をスタッフが行うので、親の主な出番は教室までの送り迎えと月謝の支払いです。
お茶当番や役員は基本的に無く、平日の夕方の教室へ送り迎えする形が多くなります。会場が自宅から遠いと送迎の負担が大きくなるので、通いやすさを先に確かめるのが大切です。近くの会場は全国のサッカースクール検索で探せます。
クラブチームは送迎と遠征
クラブチームは練習の回数と週末の試合が多く、遠い会場への送迎や遠征の費用と付き添いが出てきます。
クラブによっては県外の大会や合宿に出ることがあり、そのときは交通費や宿泊費がかかります。当番は無いと案内しているクラブでも、試合会場までの送迎は保護者が受け持つことがあります。中学生年代のクラブ(ジュニアユース)へ進むことを考えているなら、ジュニアユースのセレクションも参考になります。
うちの子に合うのはどれか
子どもが何をしたいかと、家庭で出せる時間とお金の2つから選ぶと、合う形を決めやすくなります。
目的で選ぶ
友だちと楽しむなら少年団、技術を磨くならスクール、強い相手と試合をしたいならクラブチームが向きます。
初めてサッカーをする年少〜小学校低学年の子なら、まずはボールに触って楽しめるかどうかが大切です。年中から受け入れる少年団もあるので、まずは体験に行ってみるのが近道です。
家庭の事情で選ぶ
週末に親が手伝えるか、送迎できる距離か、月にいくらまで出せるかの3つを家族で確かめておきます。
共働きで週末の当番が難しいなら、当番の少ない団かスクールを選ぶと続けやすくなります。きょうだいがいる家庭では、週末に試合と別の予定が重なることもあるので、試合の多さも確かめておきましょう。
掛け持ちという手
少年団で試合を経験し、平日はスクールで技術を習うという掛け持ちの選び方もあります。
試合に出ない教室の形のスクールなら、チームに入ったまま通えます。週末は少年団、平日の夕方はスクールという組み合わせなら、試合と練習の両方を経験できます。ただし費用と送迎は2つ分になるので、子どもの体力と家庭の負担を見て決めてください。
小学校の高学年になると、中学生年代のクラブ(ジュニアユース)へ進むかどうかを考える家庭も出てきます。少年団で6年生まで続けてから中学の部活やクラブへ進む子もいれば、5年生ごろから選考のあるクラブに移る子もいます。どちらが正しいということはないので、子どもの気持ちを聞きながら決めていきましょう。
入る前に見学・体験で聞くこと
入る前に、当番と送迎の中身、練習の様子、入団の手続きの3つを見学や体験のときに確かめておきます。
| 分類 | 聞いておくこと |
|---|---|
| 当番と送迎 | 当番はどんな種類があり、月に何回くらい回ってくるか |
| 当番と送迎 | 仕事で週末に出られない家庭はどうしているか |
| 当番と送迎 | 試合会場への送迎は誰がするか。配車の当番はあるか |
| お金 | 月の会費・年会費・ユニフォーム代・遠征費はいくらか |
| 指導と練習 | 練習は週に何回・何時間か。学年ごとに分かれているか |
| 指導と練習 | 指導者はどんな人か。初心者や運動が苦手な子への教え方 |
| 試合 | 試合にはどれくらい出られるか。全員が出られるか |
| 入団 | いつから入れるか。体験は何回できるか |
編集部作成。見学のときに保護者の方から直接聞けると、実際の当番の様子が分かります。
当番と送迎を聞く
当番の回数と、仕事で出られない家庭への配慮があるかは、遠慮せず最初に聞いておきたい点です。
当番の中身は募集案内に書かれていないことも多いので、見学のときに指導者だけでなく保護者の方に聞くのがおすすめです。体験の申し込み方や当日の持ち物は、サッカーの体験の申し込み方にまとめています。
指導と練習を見る
練習で子どもが楽しそうにしているか、指導者が怒鳴らずに教えているかを、体験の日に自分の目で見ます。
JFAは小学生年代の大会について、指導者の高圧的な指導や保護者の不適切な発言があったと伝えています(JFA 2026年のコラム)。体験の日は、練習の中身だけでなく、ベンチやまわりの大人の様子も見ておきましょう。
入団と移籍の時期
スポーツ少年団の登録の手続きは4〜7月なので、新しく入るなら春から夏が手続きのしやすい時期です。
JSPOのガイドブックでは、団員の登録と移籍の手続きができるのは4月〜7月の登録期間とされています(JSPO 令和8年度 ガイドブック)。秋田市のように8月以降も登録できる地域もあるので、時期を外れたときは団か地域の本部に聞いてみてください。JFAへの選手登録はこれとは別の手続きです。
少年団から移る・やめるとき
少年団から移るときは、移る先の手続きの時期と、今の団への伝え方を先に決めておくと角が立ちません。
スクールへ移るなら、スクールは途中から入れる所が多いので、まず体験に行ってから決められます。別の少年団や街のクラブへ移るときは、スポーツ少年団の登録期間やJFAの選手登録の移籍手続きが関わるので、移る先のチームに手続きの流れを聞いてください。今の団には、学年の区切りや大会の後など、チームに迷惑のかからない時期に指導者へ直接伝えると角が立ちにくくなります。
近くの少年団・スクールの探し方
近くの少年団は市区町村のスポーツ少年団の本部や自治体の案内で、スクールは検索サイトで探せます。
少年団は、市区町村のスポーツ少年団の本部やスポーツ協会、教育委員会のページに団の一覧や団員募集の案内が載っていることがあります。「市区町村名+スポーツ少年団」で調べると見つけやすくなります。
候補が見つかったら、1か所に決める前に2〜3か所を見学して比べると、当番の量や練習の雰囲気の違いがよく分かります。同じ市内でも、当番の多い団と少ない団、練習日が土曜の団と日曜の団などで中身はかなり違います。見学のときは、この記事の「入る前に見学・体験で聞くこと」の表を手元に置いておくと聞き漏らしが減ります。スクールは、全国のサッカースクール検索で地域ごとに会場を探し、気になる所の公式サイトから体験を申し込めます。
よくある質問
少年団の年齢や掛け持ち、指導者の資格など、入る前によく聞かれる6つの質問に答えます。
Q. 少年団は何歳から入れますか?
A. 団によって違い、小学生からの団のほか、年中から受け入れる団もあります。たとえば愛知県津島市のサッカー少年団は年中から小学生までを募集しています(津島市)。
Q. 運動が苦手な子や初心者でも入れますか?
A. 入れます。スポーツ少年団は「一人でも多くの青少年にスポーツの歓びを提供する」ことを理念にしています(日本スポーツ協会)。入団の条件は団ごとに決めるので、初心者の受け入れ方を見学のときに聞いてください。
Q. ケガをしたときの保険はありますか?
A. 会費に保険料を含めている団があります。津島市のサッカー少年団は年会費8,000円に保険料と登録費を、江尻サッカースポーツ少年団は毎年の継続料5,000円に協会登録とスポーツ保険を含めています(津島市・江尻サッカースポーツ少年団)。どの保険に入るかは入る団に確かめてください。
Q. 8月以降の年度の途中からでも入れますか?
A. 地域によっては入れます。秋田市では8〜2月にも団員を登録でき、そのときの団員の登録料は4〜7月の1,300円より安い700円です(秋田市)。受け付けの時期と額は地域で違うので、団に確かめてください。
Q. 女の子も少年団に入れますか?
A. 入れます。令和7年度のサッカーの団員80,458人のうち、女子は6,816人でした(JSPO 競技別団員数)。女子の受け入れ方は団ごとに違うので、見学で様子を確かめてください。
Q. 中学生になっても少年団に入れますか?
A. 中学生を受け入れる団もあります。令和6年度のJSPOの報告では、団員の97.8%を小学生と中学生が占めています(JSPO 令和6年度 育成報告書)。サッカーでは中学から部活動やジュニアユースのクラブへ進む子もいます。
参考情報
この記事の数字は、JSPO・JFA・笹川スポーツ財団の公式資料と、各団体の公式ページで確かめました(2026年10月24日)。料金や当番はチームごとに違うので、最新の内容は入るチームに確かめてください。


