2026年のバロンドールは、バイエルン・ミュンヘンに所属するイングランド代表FWハリー・ケインが初めて受賞しました。授賞式は現地時間10月26日(日本時間27日早朝)にイギリス・ロンドンのロンドン・パラディウムで開かれ、2位はキリアン・エムバペ、3位はラミン・ヤマルでした。
この記事では、主催者発表を伝えた国内外の報道をもとに、男子の1〜30位、女子の順位と日本人3選手の結果、ほかの部門の受賞者、ケインが選ばれた理由を整理します。授賞式の日時や見方は、前日に公開したバロンドール2026授賞式の日時とDAZN配信の記事にまとめています。
この記事でわかること
- 受賞者:男子はハリー・ケイン(イングランド人では2001年のマイケル・オーウェン以来25年ぶり)、女子はアレクシア・プテジャス(3度目)。
- ランキング:男子は2位エムバペ、3位ヤマル、4位ロドリ、5位メッシ。11〜30位まで順位を一覧にしています。
- 日本人:女子で長谷川唯が11位(日本人の歴代最高)、松窪真心が22位、谷川萌々子が23位。
- ほかの部門:コパ・トロフィーはヤマルが3年連続、最優秀監督はスペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ。
バロンドール2026の受賞者は誰?
男子の受賞者はハリー・ケインです。イングランド人の受賞は2001年のマイケル・オーウェン以来、25年ぶりとなりました。
フットボールチャンネルは、ケインが「悲願のバロンドール初受賞」を果たしたと伝えています(フットボールチャンネル|バイエルンFWハリー・ケインが悲願のバロンドール初受賞)。サッカーキングによると、イングランド人の受賞はケインで通算5人目です(サッカーキング|ケインがバロンドール初受賞)。主な結果を表にまとめます。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 男子バロンドール | ハリー・ケイン(バイエルン/イングランド)初受賞 |
| 男子2位・3位 | キリアン・エムバペ(レアル・マドリード)/ラミン・ヤマル(バルセロナ) |
| 女子バロンドール | アレクシア・プテジャス(バルセロナ/スペイン)3度目 |
| 日本人の最高順位 | 長谷川唯(マンチェスター・シティ)女子11位 |
| 授賞式 | 現地10月26日、ロンドン・パラディウム(第70回・初のロンドン開催) |
前回2025年の受賞者ウスマン・デンベレは7位で、2年連続の受賞はなりませんでした。
ハリー・ケインはなぜバロンドールに選ばれた?
投票の理由は公表されていませんが、報道は昨季の65試合73得点8アシストとバイエルンでの国内2冠を挙げています。
フットボールチャンネルによると、2025/26シーズンのケインはバイエルンの公式戦51試合で61得点7アシスト、ブンデスリーガでは31試合36得点5アシスト、欧州チャンピオンズリーグ(CL)では14得点を挙げました。サッカーキングは、ブンデスリーガで3年連続の得点王になったと伝えています。
ケインの2025/26シーズンの成績とタイトル
ブンデスリーガとDFBポカールを制し、W杯ではイングランドの主将として6得点で3位に入りました。
| 大会 | 成績 | チームの結果 |
|---|---|---|
| ブンデスリーガ | 31試合36得点5アシスト(得点王) | 優勝 |
| DFBポカール | 全6試合で得点・大会10得点 | 優勝(決勝はシュトゥットガルトに3-0) |
| 欧州CL | 14得点 | 準決勝でパリ・サンジェルマンに敗退 |
| 北中米W杯 | 7試合6得点(主将) | イングランド3位 |
| クラブと代表の合計 | 65試合73得点8アシスト | ― |
ポカールの決勝ではハットトリックを決めたとフットボールチャンネルは伝えています。サッカーキングによると、バイエルンのポカール優勝は6シーズンぶりでした。
イングランド人のバロンドール受賞者は何人?
ケインで5人目です。過去の4人はスタンリー・マシューズ、ボビー・チャールトン、ケビン・キーガン、マイケル・オーウェンです。
スタンリー・マシューズ
ボビー・チャールトン
ケビン・キーガン
マイケル・オーウェン
ハリー・ケイン
今年の授賞式は、初代受賞者マシューズの受賞から70年にあたることからロンドンで開かれました。その会場でイングランド人が受賞したことになります。
バロンドール2026ランキング:男子1〜10位は?
1位ケイン、2位エムバペ、3位ヤマル、4位ロドリ、5位メッシです。上位10人のうち3人がパリ・サンジェルマンの選手でした。
順位はESPNが伝えた主催者発表の全順位と、サッカーキングの上位10位に基づきます(ESPN|Ballon d’Or 2026 results: Full rankings)。所属は発表時点のもので、今夏に移籍した選手は移籍先を書いています。
| 順位 | 選手 | 所属/国 |
|---|---|---|
| 1位 | ハリー・ケイン | バイエルン/イングランド |
| 2位 | キリアン・エムバペ | レアル・マドリード/フランス |
| 3位 | ラミン・ヤマル | バルセロナ/スペイン |
| 4位 | ロドリ | バルセロナ/スペイン |
| 5位 | リオネル・メッシ | インテル・マイアミ/アルゼンチン |
| 6位 | フヴィチャ・クヴァラツヘリア | パリ・サンジェルマン/ジョージア |
| 7位 | ウスマン・デンベレ | パリ・サンジェルマン/フランス |
| 8位 | アーリング・ハーランド | マンチェスター・シティ/ノルウェー |
| 9位 | ミカエル・オリーズ | バイエルン/フランス |
| 10位 | ファビアン・ルイス | パリ・サンジェルマン/スペイン |
北中米W杯で優勝したスペインからは、ヤマル、ロドリ、ファビアン・ルイスの3人がトップ10に入りました。
男子11〜30位の順位は?
11位はジュード・ベリンガム、12位はパウ・クバルシ、15位はデクラン・ライスです。29位が2人並び、30位はいません。
11〜30位は授賞式に先立って発表されました(フットボールチャンネル|男子バロンドール2026、11~30位が発表)。同メディアによると、ベリンガムは昨年の23位から上がり、ハキミは昨年6位から13位、ヴィティーニャは昨年3位から14位に下がりました。
| 順位 | 選手(国) | 順位 | 選手(国) |
|---|---|---|---|
| 11位 | ジュード・ベリンガム(イングランド) | 21位 | ガブリエウ・マガリャンイス(ブラジル) |
| 12位 | パウ・クバルシ(スペイン) | 22位 | ラウタロ・マルティネス(アルゼンチン) |
| 13位 | アクラフ・ハキミ(モロッコ) | 23位 | ヌーノ・メンデス(ポルトガル) |
| 14位 | ヴィティーニャ(ポルトガル) | 24位 | ルイス・ディアス(コロンビア) |
| 15位 | デクラン・ライス(イングランド) | 25位 | マルキーニョス(ブラジル) |
| 16位 | フェラン・トーレス(スペイン) | 26位 | ダヨ・ウパメカノ(フランス) |
| 17位 | ヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル) | 27位 | ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル) |
| 18位 | マルク・ククレジャ(スペイン) | 28位 | フリアン・キニョネス(メキシコ) |
| 19位 | ジョアン・ネベス(ポルトガル) | 29位 | サディオ・マネ(セネガル) |
| 20位 | ウィリアン・パチョ(エクアドル) | 29位 | ウィリアム・サリバ(フランス) |
30人のうちパリ・サンジェルマンの選手は、上位10人の3人を含めて10人にのぼりました(今夏に加入したフェラン・トーレスを含む)。男子の最優秀クラブ賞もパリ・サンジェルマンが受けています。
女子バロンドールの結果と日本人の順位は?
女子はアレクシア・プテジャスが3度目の受賞を果たしました。日本人は長谷川唯の11位が最高で、日本人の歴代最高順位です。
フットボールチャンネルによると、これまでの日本人最高は2018年の熊谷紗希と2023年の宮澤ひなたの12位でした(フットボールチャンネル|長谷川唯、女子バロンドールで日本人歴代最高11位)。上位10位と日本人の順位は次のとおりです。
| 順位 | 選手 | 所属/国 |
|---|---|---|
| 1位 | アレクシア・プテジャス | バルセロナ/スペイン |
| 2位 | エヴァ・パヨル | バルセロナ/ポーランド |
| 3位 | カディジャ・ショー | マンチェスター・シティ/ジャマイカ |
| 4位 | メルシー・デュモルネ | リヨン/ハイチ |
| 5位 | パトリ・ギハロ | バルセロナ/スペイン |
| 6位 | カロリーネ・グラハム・ハンセン | バルセロナ/ノルウェー |
| 7位 | ペルニレ・ハーダー | バイエルン/デンマーク |
| 8位 | クラウディア・ピナ | バルセロナ/スペイン |
| 9位 | アレッシア・ルッソ | アーセナル/イングランド |
| 10位 | テムワ・チャウィンガ | カンザスシティ・カレント/マラウイ |
| 11位 | 長谷川唯 | マンチェスター・シティ/日本 |
| 22位 | 松窪真心 | チェルシー/日本 |
| 23位 | 谷川萌々子 | バイエルン/日本 |
上位10人のうち5人がバルセロナの選手で、女子の最優秀クラブ賞もバルセロナが受けました。
長谷川唯の11位はどう受け止められた?
日本人の歴代最高を更新した一方、トップ10に入らなかったことに一部の海外ファンから批判の声が上がったと報じられています。
サッカーダイジェストWebは、長谷川の順位に対してSNSで「ありえない」といった投稿があったと伝えています。これは一部の投稿を紹介したもので、海外の評価全体を示すものではありません。フットボールチャンネルによると、長谷川は2025/26シーズンにマンチェスター・シティでイングランド女子スーパーリーグとFAカップの2冠に貢献し、3月のAFC女子アジアカップではなでしこジャパンの優勝にも加わりました。松窪と谷川は今回が初めての候補入りでした。
ほかの部門の受賞者は?
コパ・トロフィーはヤマルが3年連続、男子の最優秀GKはウナイ・シモン、最優秀監督はルイス・デ・ラ・フエンテでした。
コパ・トロフィー(21歳未満の最優秀選手)の3連覇は、2018年の創設以来初めてです。フットボールチャンネルによると、スペインは北中米W杯の決勝でアルゼンチンを延長戦の末に1-0で破り、16年ぶり2度目の優勝を果たしており、その監督がデ・ラ・フエンテです。各部門の受賞者はESPNの一覧に基づきます。
| 部門 | 男子 | 女子 |
|---|---|---|
| バロンドール | ハリー・ケイン | アレクシア・プテジャス |
| コパ・トロフィー(若手) | ラミン・ヤマル(3年連続) | ビッキー・ロペス |
| ヤシン・トロフィー(GK) | ウナイ・シモン | カタ・コル |
| ゲルト・ミュラー賞(得点) | ハリー・ケイン | チャーリン・コラル |
| 最優秀監督 | ルイス・デ・ラ・フエンテ(スペイン代表) | ペレ・ロメウ(バルセロナ) |
| 最優秀クラブ | パリ・サンジェルマン | バルセロナ |
| ソクラテス賞(社会貢献) | ブカヨ・サカ | ― |
ケインは本賞とゲルト・ミュラー賞の2つを受け、ヤマルは本賞3位とコパ・トロフィーの両方で名前が挙がりました。
授賞式ではどんなことがあった?
パリ以外では初めての開催となり、式の前に公式サイトが受賞者の記事を誤って載せる騒ぎもありました。
なぜロンドンで開かれた?
初代受賞者スタンリー・マシューズの受賞から70年の節目に合わせ、イングランドのロンドンが会場に選ばれました。
ESPNは、マシューズの受賞から70年を記念してパリではなくロンドンで開いたと伝えています。会場はロンドン・パラディウムで、現地時間20時開始の予定でした。
公式サイトの誤掲載とは?
授賞式の数時間前、バロンドールの公式サイトにケイン、ヤマル、エムバペをそれぞれ受賞者とする記事が載り、その後消されました。
米Yahoo Sportsによると、記事は削除され、主催者はどの結果にも備えて記事を用意していたと説明しました。日本語ではGoal.comも、式の前に公式サイトが3人を受賞者として掲載したと報じています。最終的な受賞者は授賞式で発表されたケインで、誤掲載された記事は結果の根拠にはなりません(Yahoo Sports|Ballon d’Or 2026 live updates)。
授賞式はあとから見られる?
DAZNが日本語の生配信に加えて見逃し配信も無料で用意すると案内していました。結果を確かめたら映像でも見返せます。
見逃し配信の条件(アカウントの作成など)は、前日の授賞式の日時と見方の記事にまとめています。配信の期間は変わることがあるため、見る前にDAZNのアプリで番組名「バロンドール授賞式 (日本語配信)」を検索して確かめてください。
よくある質問
Q. 日本人の男子選手は候補に入っていましたか?
A. 男子の30人の候補に日本人はいませんでした。日本人が入ったのは女子の3人です。
Q. 来年のバロンドールはいつ発表されますか?
A. 2027年の日程はまだ発表されていません。主催者の発表があり次第、このサイトでお知らせします。
参考情報
- フットボールチャンネル|バイエルンFWハリー・ケインが悲願のバロンドール初受賞!(2026年10月27日)
- サッカーキング|ケインがバロンドール初受賞! 昨季バイエルンで51戦61発(2026年10月27日)
- ESPN|Ballon d’Or 2026 results: Full rankings, all award winners
- フットボールチャンネル|男子バロンドール2026、11~30位が発表(2026年10月27日)
- フットボールチャンネル|長谷川唯、女子バロンドールで日本人歴代最高11位(2026年10月27日)
- Yahoo Sports|Ballon d’Or 2026 live updates


