チェルシーは、イングランドの首都ロンドン西部のフラム地区にあるスタンフォード・ブリッジを本拠地にするプレミアリーグのクラブで、愛称は「ブルーズ」です。1905年に生まれ、2003年にロマン・アブラモビッチ氏がクラブを買収したあとに急速に強くなりました。イングランド1部リーグで6回優勝し、チャンピオンズリーグ(CL)では2011-12と2020-21の2回優勝しています。2026-27シーズンはシャビ・アロンソ監督のもとで、10月31日時点でプレミアリーグの4位につけています。
この記事では、ウィキペディアの記録、報道、クラブ公式ストア、配信各社の公式ページをもとに、チェルシーの歴史とタイトル、オーナーと監督、名選手、今季のチーム、ブライトンとの関係、ユニフォーム、ライバル、日本での見方を表で整理します。あわせて、2011年から2025年までマンチェスター・ユナイテッド公式の日本語サイトの翻訳を担当したスポーツ翻訳者の菅野さんに、チェルシーの見方を聞きました。
この記事でわかること
- 基本と歴史:1905年にパブで生まれたクラブが、2003年の買収からリーグ優勝とCL優勝2回に届くまでの流れが分かります。
- 監督と選手:2003年からの監督の交代と、2026-27のアロンソ監督、ドログバ選手やチェフ選手のことを整理しています。
- 今のチームと見方:今季の成績、ブライトンとの関係、ユニフォーム、ユナイテッドとの優勝争い、日本での見方が分かります。
チェルシーとは
ロンドン西部のスタンフォード・ブリッジを本拠地にする、青いユニフォームのプレミアリーグのクラブで、愛称はブルーズです。
正式な名前はチェルシー・フットボール・クラブです。プレミアリーグが始まったあとの2000年代に急速に力をつけ、今ではリーグの「ビッグ6」と呼ばれる強いクラブの1つに数えられています。
ロンドンを代表するクラブ
チェルシーはロンドンに本拠地を置くプレミアリーグの6クラブの1つで、首都を代表する強豪です。
ウィキペディアによると、2026-27のプレミアリーグにいるロンドンのクラブは、アーセナル、ブレントフォード、チェルシー、クリスタル・パレス、フラム、トッテナムの6つです(Wikipedia「2026–27 Premier League」)。リーグの仕組みと20クラブの顔ぶれは、プレミアリーグの仕組みとビッグ6の解説で扱っています。
菅野さんは、サッカーにあまり詳しくない人にチェルシーをひとことで紹介するなら「プレミアリーグのトップ6の一つのクラブ」だと話します。ほかの強豪との違いを聞くと、「プレミアリーグが発足されてから2000年代に入り急速に力をつけて」、今の立ち位置を確立したクラブの1つだ、というのが菅野さんの見方です。記事でいちばん伝えたいことには、ロンドンを代表するクラブであることと、マンチェスター・ユナイテッドのライバルだったクラブであることの2つを挙げました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名 | チェルシー・フットボール・クラブ(Chelsea Football Club) |
| 本拠地 | イギリス・ロンドン西部のフラム地区 |
| 創設 | 1905年3月10日 |
| 愛称 | ブルーズ(The Blues)、昔はペンショナーズ(The Pensioners) |
| スタジアム | スタンフォード・ブリッジ(収容4万44人) |
| 監督 | シャビ・アロンソ(2026年7月〜) |
| 主なタイトル | イングランド1部優勝6回、FAカップ8回、リーグカップ5回、CL優勝2回 |
| 2025-26の成績 | プレミアリーグ10位、FAカップ準優勝 |
出典:Wikipedia「Chelsea F.C.」、Wikipedia「2025–26 Chelsea F.C. season」(2026年11月1日確認)
愛称「ブルーズ」
英語の愛称は、ユニフォームの青からきた「ブルーズ」で、昔は「ペンショナーズ」とも呼ばれていました。
ウィキペディアによると、「ペンショナーズ」は創設のころのエンブレムに描かれた、チェルシー王立病院で暮らす退役軍人からきた呼び名です(Wikipedia「Chelsea F.C.」)。日本の報道の見出しでは「チェルシー」とそのまま書かれます。菅野さんも、チェルシーは「ブルーズと呼ばれるぐらい」青が基調のチームだと話します。
スタンフォード・ブリッジ
本拠地のスタンフォード・ブリッジは、クラブが生まれた1905年から使い続けているスタジアムです。
ウィキペディアによると、収容人数は4万44人です(Wikipedia「Chelsea F.C.」)。収容人数を増やすため、新しいスタジアムを造る話が何年も続いています。Goalによると、アールズ・コートに造る案は、2025年12月に区議会が別の開発計画を承認して遠のきました(Goal 2025年12月)。今の場所で建て替える案も含め、2026年11月1日時点で決まったという発表はなく、議論が続いています。
チェルシーの歴史
1905年にパブで生まれ、1955年に初優勝したあと長く低迷し、2003年の買収から強豪に変わりました。
1905年、パブで生まれたクラブ
チェルシーは1905年3月10日、ロンドンのフラム・ロードにあったパブ「ライジング・サン」で生まれました。
ウィキペディアによると、スタンフォード・ブリッジの持ち主が、使ってくれるクラブを見つけられずに自分でクラブを作ったのが始まりです(Wikipedia「Chelsea F.C.」)。
1955年の初優勝と長い低迷
初めての1部優勝は1954-55で、その後は2004-05まで50年、リーグ優勝から遠ざかりました。
1960年代から70年代にかけては、1970年のFAカップと1971年のカップウィナーズカップを獲っています。その後は成績が振るわない時期が続き、ウィキペディアによると、1982年にはケン・ベイツ氏が名目1ポンドでクラブを買い取りました(Wikipedia「Chelsea F.C.」)。1990年代の終わりには、FAカップとカップウィナーズカップを再び獲っています。
2003年の買収とモウリーニョ
2003年6月にアブラモビッチ氏が買収し、2004年に来たモウリーニョ監督のもとで2連覇しました。
ウィキペディアによると、買収の額は6,000万ポンドで、ほかに約8,000万ポンドの借金も引き受けました(Wikipedia「Chelsea F.C.」)。選手を次々に加え、2004-05と2005-06のプレミアリーグで続けて優勝しています。菅野さんがチェルシーを意識し始めたのも、ジョゼ・モウリーニョ監督が指揮を執るようになったころだといいます。
チェルシーが獲ったタイトル
イングランド1部の優勝は6回で、CLは2回、クラブワールドカップも2回獲っています。
リーグ優勝6回
1部の優勝は1954-55と、2004-05以降の5シーズンを合わせた6回です。
優勝したのは1954-55、2004-05、2005-06、2009-10、2014-15、2016-17です(Wikipedia「List of Chelsea F.C. records and statistics」)。2016-17は、この年に就任したアントニオ・コンテ監督のもとでの優勝でした。2004-05から2016-17までの13シーズンで5回優勝しています。
| 大会 | 優勝回数 | 最近の優勝 |
|---|---|---|
| イングランド1部(プレミアリーグを含む) | 6回 | 2016-17 |
| FAカップ | 8回 | 2017-18 |
| リーグカップ | 5回 | 2014-15 |
| チャンピオンズリーグ | 2回 | 2020-21 |
| ヨーロッパリーグ | 2回 | 2018-19 |
| カップウィナーズカップ | 2回 | 1997-98 |
| カンファレンスリーグ | 1回 | 2024-25 |
| クラブワールドカップ | 2回 | 2025年大会 |
出典:Wikipedia「Chelsea F.C.」、Wikipedia「List of Chelsea F.C. records and statistics」(2026年11月1日確認)
CL優勝2回:2012年のバイエルン戦と2021年のシティ戦
CLは2012年の決勝でバイエルン・ミュンヘンに、2021年の決勝でマンチェスター・シティに勝って優勝しました。
2012年5月19日の決勝は相手の本拠地ミュンヘンでの試合で、1点を追う88分にディディエ・ドログバ選手が頭で同点にし、1-1で入ったPK戦も4-3で制しました。最後のPKを決めたのもドログバ選手です(Wikipedia「2012 UEFA Champions League final」)。クラブにとって初めてのCLの優勝でした。
2020-21の決勝は2021年5月29日、ポルトガルのポルトで行われ、カイ・ハヴァーツ選手の1点でシティに1-0で勝ちました(Wikipedia「2021 UEFA Champions League final」)。シティの歴史はマンチェスター・シティの解説で扱っています。
菅野さんは、CLの優勝は、ロンドンを拠点とする「イングランドを代表するクラブチームの一つ」が欧州でいちばんのクラブになったという意味で、イングランドの誇りとして報じられていたのではないか、と話します。
クラブワールドカップとカンファレンスリーグ
クラブワールドカップは2021年大会と2025年大会で優勝し、2025年にはカンファレンスリーグも獲りました。
2021年大会の決勝は2022年2月12日にアブダビで行われ、ブラジルのパルメイラスに延長の末2-1で勝ちました。延長の終わりにハヴァーツ選手がPKを決めています(Wikipedia「2021 FIFA Club World Cup」)。32クラブで争う形になった2025年大会では、ウィキペディアによると、アメリカのメットライフ・スタジアムでの決勝でパリ・サンジェルマンに3-0で勝ちました(Wikipedia「2025 FIFA Club World Cup」)。
FAカップは8回優勝していますが、2026年5月16日のウェンブリーでの決勝ではシティに0-1で敗れ、準優勝でした(Fox Sports)。大会の仕組みはFAカップの解説、決勝の会場はウェンブリー・スタジアムの解説で扱っています。
オーナーと監督
オーナーは2003年からアブラモビッチ氏、2022年からベーリー氏やクリアレイクらで、監督は2026年7月からアロンソ氏です。
アブラモビッチからベーリーとクリアレイクへ
2022年5月、クラブはアメリカのトッド・ベーリー氏と投資会社クリアレイクらの共同事業体に売られました。
ウィキペディアによると、アブラモビッチ氏は2022年2月にクラブの運営を手放すと発表し、3月にはクラブへの約15億ポンドの貸付を放棄して売却に進みました。売却の額は約42.5億ポンドです(Wikipedia「Chelsea F.C.」)。
オーナーの交代はファンにとって喜ばしくない場合も、クラブへの愛情を持つオーナーが生まれる場合もあり、現地では「いい面も悪い面ももちろん報じられてる」というのが菅野さんの見方です。
旧オーナー時代の支払いと罰金
旧オーナーの時代の支払いの報告をめぐり、UEFAとプレミアリーグから罰金を受けています。
insideworldfootballによると、2023年7月、チェルシーは旧オーナー時代の財務報告が不完全だったことを自分から申し出て、UEFAに1,000万ユーロを払うことで和解しました(insideworldfootball)。スカイスポーツによると、2026年3月にはプレミアリーグから、旧オーナー時代の帳簿に載らない支払いをめぐって1,075万ポンドの罰金と、執行猶予の付いた補強禁止の処分を受けています(スカイスポーツ 2026年3月16日)。イングランドサッカー協会(FA)の手続きもありましたが、処分の中身は報道によって書き方が分かれています。
2003年からの監督の交代
ウィキペディアの歴代監督の一覧では、2003年の買収のあと、チェルシーは監督を短い期間で何度も代えています。
モウリーニョ監督は2004年から2007年までと、2013年から2015年までの2回指揮しました。2012年のCLは、シーズン途中に暫定で就いたロベルト・ディ・マッテオ監督のもとでの優勝で、2021年のCLもシーズン途中に就任したトーマス・トゥヘル監督のもとで獲っています。
菅野さんは、チェルシーには、サッカーの監督の中では比較的「若くて将来性のある人」にチャンスを与えている印象があると話します。
| 監督 | 在任 | 主な成績 |
|---|---|---|
| ジョゼ・モウリーニョ | 2004〜2007年、2013〜2015年 | プレミアリーグ優勝3回 |
| カルロ・アンチェロッティ | 2009〜2011年 | 2009-10 リーグとFAカップの2冠 |
| ロベルト・ディ・マッテオ | 2012年 | 2011-12 CL優勝 |
| アントニオ・コンテ | 2016〜2018年 | 2016-17 プレミアリーグ優勝 |
| トーマス・トゥヘル | 2021〜2022年 | 2020-21 CL優勝 |
| エンツォ・マレスカ | 2024〜2026年1月 | 2024-25 カンファレンスリーグ優勝 |
| リアム・ロシニアー | 2026年1月〜4月 | リーグ5連敗のあと解任 |
| シャビ・アロンソ | 2026年7月〜 | 2026-27 10月31日時点で4位 |
出典:Wikipedia「List of Chelsea F.C. managers」、Wikipedia「2025–26 Chelsea F.C. season」、スカイスポーツ 2026年5月(2026年11月1日確認)
2025-26は、マレスカ監督が2026年1月1日に退任し、後を継いだリアム・ロシニアー監督も4月22日に解任されました。ロシニアー監督は、ブライトンに0-3で敗れてリーグ戦が5連敗になったあとの解任でした(Radio X)。
2026-27はシャビ・アロンソ監督
報道によると、2026年7月1日にシャビ・アロンソ氏が監督に就任し、契約は2030年6月30日までです。
Sports Moleによると、クラブは2026年5月17日に就任を発表しました。スカイスポーツは4年契約と報じています(スカイスポーツ、Sports Mole)。ウィキペディアによると、アロンソ監督は2026年1月12日にレアル・マドリードの監督を双方の合意で退いていました(Wikipedia「Xabi Alonso」)。
菅野さんは、チェルシーには力を落としていた時期もあったとしたうえで、アロンソ監督になって「チェルシーの新たな時代というのができつつあるのかな」と思って試合を見ていると話します。
チェルシーの名選手
チェルシーの黄金期を代表する選手は、ストライカーのドログバ選手とゴールキーパーのチェフ選手です。
ドログバ
ディディエ・ドログバ選手は2004年から2012年までと2014-15に在籍した、コートジボワール代表のストライカーです。
2012年のCL決勝では、同点のゴールと優勝を決めるPKを決めました(Wikipedia「Didier Drogba」)。
菅野さんは、自分の中で「これぞチェルシー」と思う選手としてドログバ選手を挙げ、モウリーニョ体制のエースストライカーで「毎節点を取りまくってた」印象だと話します。そのうえで、現地での描かれ方は「点を取るだけの選手ではなかった」といい、「技術が高い、そしてフットボールIQの高い選手」だったというのが菅野さんの見方です。
ゴールキーパー:チェフのヘッドギアから今季のマルティネスまで
チェルシーのゴールキーパーの象徴は、2004年から2015年まで在籍したペトル・チェフ選手です。
ウィキペディアによると、チェフ選手は公式戦494試合に出て、そのうちクラブ最多の228試合で無失点に抑えました。2006年10月14日のレディング戦で相手選手の膝が頭に当たって頭蓋骨を骨折し、約3か月後に頭を守るヘッドギアを着けて復帰しています(Wikipedia「Petr Čech」、スカイスポーツ)。
菅野さんは、ヘッドギアを着けた姿とともに、「なかなか点を取らせてもらえない」素晴らしいキーパーだった記憶があると話します。ゴールキーパーは「フィールド上の監督の一人」で、守備の選手に指示を出すコーチングの力も要る、というのが菅野さんの見方です。
2018年にはケパ・アリサバラガ選手を7,160万ポンドで加えました(Wikipedia「List of Chelsea F.C. records and statistics」)。2026-27は、アルゼンチン代表のエミリアーノ・マルティネス選手が8月30日にアストン・ビラから加わっています(Al Jazeera 2026年8月30日)。
アザール・デ・ブライネ・ハヴァーツ
2010年代以降は、アザール選手が攻撃の中心を担い、ハヴァーツ選手がCLの決勝で点を取りました。
ベルギー代表のエデン・アザール選手は2012年から2019年まで在籍し、2回のリーグ優勝に加わったあとレアル・マドリードへ移りました(Wikipedia「Eden Hazard」)。ケヴィン・デ・ブライネ選手も2012年から2014年まで在籍しましたが、出場が少なく、ドイツのヴォルフスブルクへ移りました(Wikipedia「Kevin De Bruyne」)。ドイツ代表のカイ・ハヴァーツ選手は2020年から2023年まで在籍し、2021年のCL決勝とクラブワールドカップの決勝で決勝点を挙げました。その後はロンドンのライバルのアーセナルへ移っています。
今のチェルシー(2026-27シーズン)
2026-27のチェルシーは10月31日時点でプレミアリーグの4位で、9試合で5勝1分3敗、勝点16です。
プレミアリーグの成績
チェルシーは10月31日時点で勝点16の4位で、首位争いのすぐ下にいます(サッカーキング)。
10月31日のホームでのマンチェスター・ユナイテッド戦は、モーガン・ロジャース選手とコール・パーマー選手のPKで2-0で勝ちました。一方で、9月6日のアーセナル戦と10月24日のトッテナム戦では、ロンドンのクラブに敗れています。次の試合は11月8日のアウェイでのサンダーランド戦です(Wikipedia「2026–27 Chelsea F.C. season」、Wikipedia「2026–27 Premier League」)。
| 日付 | 試合 | 結果 |
|---|---|---|
| 8月24日 | フラム(アウェイ) | 3-2で勝ち |
| 8月30日 | ブライトン(ホーム) | 4-3で勝ち |
| 9月6日 | アーセナル(アウェイ) | 1-2で負け |
| 9月18日 | ブレントフォード(アウェイ) | 0-3で負け |
| 10月10日 | ボーンマス(ホーム) | 5-1で勝ち |
| 10月17日 | エバートン(アウェイ) | 2-0で勝ち |
| 10月24日 | トッテナム(ホーム) | 0-2で負け |
| 10月31日 | マンチェスター・ユナイテッド(ホーム) | 2-0で勝ち |
出典:Wikipedia「2026–27 Chelsea F.C. season」、サッカーキング チェルシーのチームページ(2026年11月1日確認。プレミアリーグの主な試合)
主な選手と夏の入退団
主将はリース・ジェームズ選手で、背番号10のパーマー選手と9番のジョアン・ペドロ選手が攻撃の中心です。
ウィキペディアによると、パーマー選手は10月に契約を延ばし、中盤のモイセス・カイセド選手も2026年4月に2033年までの契約を結びました。リーグ戦のチーム内の得点は、ジョアン・ペドロ選手とロジャース選手が5点ずつで並んでいます(10月31日時点、Wikipedia「2026–27 Chelsea F.C. season」)。
同じページによると、ロジャース選手の移籍金は1億1,700万ポンドと報じられ、クラブ史上最高額です。一方で、エンソ・フェルナンデス選手はマンチェスター・シティへ、マルク・ククレジャ選手はレアル・マドリードへ移り、ゴールキーパーのロベルト・サンチェス選手はイタリアのコモへ期限付きで移籍しました。
カップ戦と欧州の大会
2026-27は欧州の大会に出ておらず、リーグカップも10月28日にリバプールに敗れて終わりました。
2025-26のプレミアリーグが10位だったため、ウィキペディアによると、今季のチェルシーはCLを含む欧州の大会に出ていません。リーグカップは4回戦でアウェイのリバプールと1-1で引き分け、PK戦の5-6で敗れました(スカイスポーツ)。残る大会はプレミアリーグとFAカップで、FAカップは1月から登場します。リバプールのことはリバプールの解説にまとめています。
ブライトンとの関係
チェルシーはこの数年、ブライトンから監督や主力の選手を続けて迎えてきました。
監督と選手が続けて移った
2022年のポッター監督に始まり、ククレジャ選手、カイセド選手、サンチェス選手、ジョアン・ペドロ選手がブライトンから来ました。
なかでも2023年のカイセド選手の移籍は、ESPNによると、最大1億1,500万ポンドで、当時のイギリスの最高額でした(ESPN 2023年8月)。2025年のジョアン・ペドロ選手の移籍のあとには、ブライトンの経営者が「失望した」と話したと報じられています(TBR Football)。
| 名前 | 立場 | チェルシーに来た年 | 2026年11月1日時点 |
|---|---|---|---|
| グレアム・ポッター | 監督 | 2022年 | チェルシーを離れている |
| マルク・ククレジャ | 選手(守備) | 2022年 | レアル・マドリードへ移籍 |
| モイセス・カイセド | 選手(中盤) | 2023年 | チェルシーに在籍 |
| ロベルト・サンチェス | 選手(ゴールキーパー) | 2023年 | コモへ期限付き移籍 |
| ジョアン・ペドロ | 選手(攻撃) | 2025年 | チェルシーに在籍(背番号9) |
出典:ESPN 2023年8月、Wikipedia「2026–27 Chelsea F.C. season」、90min(2026年11月1日確認)
移籍をどう見るか
菅野さんは、ブライトンのファンには複雑な移籍でも、育てた選手を高く売るのはクラブの経営の形だと見ています。
菅野さんは、あからさまな引き抜きが続いたことについて、ブライトンのサポーターからすれば、自分たちのクラブが育てた選手をお金で買ってチームを強くするという形なので「冷ややかな目で見られてることもある」と話します。ただ、いい選手を育てて高い金額で移籍させることで、クラブの運営が楽になる面もあり、「一つのやっぱりビジネスの形」だといいます。そのうえで「ファンからすると複雑な思い」だろう、というのが菅野さんの見方です。
2026-27の対戦と三笘薫
2026-27の1試合目は8月30日にチェルシーが4-3で勝ち、2試合目は2027年4月17日にブライトンで行われます。
ブライトンには日本代表の三笘薫選手が所属しています。サッカーキングによると、三笘選手は今季けがで出場がなく、10月16日時点で11月の代表の期間での復帰を目指しています(サッカーキング 2026年10月16日)。ブライトンは10月31日時点で3位で、チェルシーの1つ上です(日程はプレミアリーグ公式)。
菅野さんは、今季は両クラブとも調子がよく、結果も出しているので、それだけでエキサイティングな試合になると話します。ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督は1993年2月生まれの33歳で、就任時の31歳はプレミアリーグで最も若い監督でした(Wikipedia「Fabian Hürzeler」)。両監督がほかのクラブの監督と比べて若く個性があること、そしてブライトンに三笘選手がいることを挙げ、「とても楽しみな対決」だというのが菅野さんの見方です。
チェルシーのユニフォーム
ホームは濃い青で、2026-27はNikeが作っています。アウェイは黒、サードは白に赤です。
青の伝統とエンブレム
チェルシーの青は、創設のころの淡い青から、1912年ごろに今の濃いロイヤルブルーへ変わりました。
ウィキペディアによると、創設のころのシャツは「イートン・ブルー」と呼ばれる淡い青でした。パンツとソックスまで青にそろえたのは1964-65のころです(Wikipedia「Chelsea F.C.」)。
エンブレムは、創設のころの退役軍人の絵から、1953年に青いライオン、1986年に白いライオンと「CFC」の文字に変わりました。2005年には創設100周年に合わせて、1953年からの形をもとにしたエンブレムに戻しています。歴代のユニフォームを年ごとにすべて並べた一覧は、クラブの公式サイトが開けなかったためこの記事では作っていません。
2026-27のホーム・アウェイ・サード
2026-27はホームが濃い青に金、アウェイが黒、サードが白に赤です(2026年11月1日時点)。
アウェイはセカンドユニフォームとも呼ばれます。Goalによると、アウェイが黒になるのは2016-17以来で、この年はコンテ監督のもとでプレミアリーグに優勝したシーズンでした。
| 種類 | 色とデザイン | 発表 |
|---|---|---|
| ホーム | 濃い青に金の差し色 | 2026年6月2日 |
| アウェイ(セカンド) | 黒。2016-17以来の黒 | ― |
| サード | 白に赤のデザイン | ― |
出典:FourFourTwo「Chelsea home kit 2026-27」、Goal「Chelsea 2026-27 kits」(2026年11月1日確認)
菅野さんは、近年のユニフォームで現地で特に話題になったものは記憶にないと話します。選ぶときに知っておくとよいことは、青が基調のチームだということくらいだ、というのが菅野さんの見方です。
どこで買うか
公式のユニフォームは、クラブ公式ストアの日本語のページから買えます(2026年11月1日確認)。
チェルシー公式オンラインストア(日本語)には、ユニフォーム、トレーニングウェア、キッズ、復刻モデルなどの区分があります。アザール選手のころのユニフォームのような過去のモデルを探すなら、復刻モデルの区分が入り口です。値段や、選手の名前と背番号を入れられるかは、ストアの各商品のページで確かめてください。
ライバル
チェルシーのライバルは、2000年代に優勝を争ったマンチェスター・ユナイテッドと、ロンドンのクラブです。
マンチェスター・ユナイテッドと優勝を争った時代
2004-05から2010-11までの7シーズン、プレミアリーグの優勝はチェルシーとユナイテッドが分け合いました。
この7シーズンで、チェルシーが3回、ユナイテッドが4回優勝し、どのシーズンももう一方が上位にいました(Wikipedia「List of English football champions」)。
| シーズン | 優勝 | もう一方の順位 |
|---|---|---|
| 2004-05 | チェルシー | ユナイテッド3位 |
| 2005-06 | チェルシー | ユナイテッド2位 |
| 2006-07 | ユナイテッド | チェルシー2位 |
| 2007-08 | ユナイテッド | チェルシー2位 |
| 2008-09 | ユナイテッド | チェルシー3位 |
| 2009-10 | チェルシー | ユナイテッド2位 |
| 2010-11 | ユナイテッド | チェルシー2位 |
出典:Wikipedia「List of English football champions」、Wikipedia「List of Chelsea F.C. seasons」(2026年11月1日確認)
菅野さんがユナイテッドの翻訳の仕事を始めた2010年代の序盤は、チェルシーとユナイテッドの優勝争いが続いていた時代でした。ユナイテッドの側から見れば「リーグ優勝を果たすにはチェルシーを上回らなければいけない」立ち位置のクラブだった、と菅野さんは振り返ります。ユナイテッドの歴史はマンチェスター・ユナイテッドの解説にまとめています。
2008年モスクワのCL決勝
2008年5月21日、モスクワでのCL決勝で、チェルシーはユナイテッドと1-1で引き分け、PK戦の5-6で敗れました。
会場はルジニキ・スタジアムです。ロナウド選手とランパード選手が1点ずつを取り、延長でも決着がつきませんでした。ウィキペディアによると、PK戦では、主将のジョン・テリー選手が決めれば優勝というPKで足を滑らせ、ボールはポストの外へ外れました(Wikipedia「2008 UEFA Champions League final」)。
菅野さんは、ユナイテッドの仕事をしてきたからでもあると断ったうえで、どちらも一歩も譲らずPK戦までもつれたこの試合は、「ユナイテッドとチェルシーというクラブを語る上で外せない一つの試合」だと話します。
ロンドンのクラブとの対戦
同じロンドンのアーセナルやトッテナムとの試合は「ロンドン・ダービー」と呼ばれ、今季はどちらにも敗れています。
2026-27は、9月6日のアウェイのアーセナル戦が1-2、10月24日のホームのトッテナム戦が0-2でした(Wikipedia「2026–27 Chelsea F.C. season」)。アーセナルは10月31日時点でプレミアリーグの2位にいます。アーセナルの歴史と今季は、アーセナルの解説で扱っています。
日本でチェルシーを見るには
日本ではプレミアリーグの試合をU-NEXTで見られ、次のブライトン戦は2027年4月17日の予定です。
日本とチェルシー
2026年夏のプレシーズンのツアーは、シドニー、香港、ジャカルタ、ジョホールを回り、日本には来ませんでした。
ウィキペディアの2026-27シーズンのページで確かめました(Wikipedia「2026–27 Chelsea F.C. season」)。日本の人にとって身近な入り口は、三笘薫選手がいるブライトンとの試合です。
プレミアリーグはU-NEXT
日本では、プレミアリーグの試合はU-NEXTの「サッカーパック」でライブと見逃しの配信を見られます。
| 大会 | 配信・放送 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| プレミアリーグ | U-NEXT サッカーパック(ライブ配信・見逃し配信あり) | 月額2,600円(2026年10月現在の公式ページの表示) |
| FAカップ | U-NEXT サッカーパック | サッカーパックに含まれる |
| チャンピオンズリーグ | WOWOW(2030-31まで独占で放送・配信) | 今季のチェルシーは出場していない |
出典:U-NEXT「サッカーパック」、WOWOW「チャンピオンズリーグ」(2026年11月1日確認)
ほかの配信サービスとの違いは、DAZNでプレミアリーグは見られるかの解説で整理しています。現地のスタンフォード・ブリッジで見たい人は、プレミアリーグのチケットの買い方を参考にしてください。
好きな選手を見つけてハイライトから
これから応援を始めるなら、好きな選手を1人見つけて、まずはハイライトの映像から見るのが入りやすい方法です。
菅野さんは、チェルシーに限らず「好きな選手を見つけて、まずはハイライトから見て」、試合をフルで見られる時間帯の試合があれば、そこから見てみるのがいいと話します。
日本語の情報だけで追いかけていると、選手全員の細かいけがの情報までは報じられないこともあります。菅野さんは、そうした情報は「SNSなどを駆使して」集めるのがいい、という見方です。
よくある質問
本文で扱いきれなかった、監督の経歴・CLの出場と次の試合・優勝回数・愛称・三笘薫・新しいスタジアムの6つに答えます。
Q. シャビ・アロンソ監督はどんな経歴ですか?
A. ウィキペディアによると、ドイツのレバークーゼンで2023-24のブンデスリーガを無敗で制し、2025年からレアル・マドリードを率いて2026年1月に退いたあと、チェルシーに来ました(Wikipedia「Xabi Alonso」)。
Q. チェルシーは2026-27のチャンピオンズリーグに出ていますか?
A. 出ていません。プレミアリーグの次の試合は、ウィキペディアによると11月8日のサンダーランド戦(アウェイ)です。2025-26のプレミアリーグが10位だったため、ウィキペディアによると、2026-27は欧州の大会に出ていません(Wikipedia「2026–27 Chelsea F.C. season」)。
Q. チェルシーはCLで何回優勝していますか?
A. 2回です。2011-12の決勝でバイエルン・ミュンヘンにPK戦で勝ち、2020-21の決勝でマンチェスター・シティに1-0で勝ちました(Wikipedia「Chelsea F.C.」)。
Q. 「ブルーズ」という愛称は何からきていますか?
A. ホームのユニフォームの青からきています。創設のころのシャツは淡い青で、1912年ごろから濃いロイヤルブルーになりました(Wikipedia「Chelsea F.C.」)。
Q. 三笘薫はチェルシーと対戦しますか?
A. 三笘選手はブライトンに所属していて、今季のブライトン対チェルシーは2027年4月17日に予定されています(プレミアリーグ公式)。サッカーキングによると、10月16日時点ではけがで今季の出場はありません。
Q. スタンフォード・ブリッジは建て替えますか?
A. 2026年11月1日時点で、建て替えや移転が決まったという発表はありません。新しいスタジアムを別の場所に造る案と、今の場所で建て替える案の議論が続いています(stadiumdb 2025年12月)。
参考情報
この記事のクラブの歴史・タイトル・監督・今季の成績はウィキペディアと報道、CLの決勝はウィキペディアの記録、ユニフォームは報道とクラブ公式ストア、日本での配信はU-NEXTとWOWOWの公式ページで確かめました(2026年11月1日)。クラブ公式サイトのページは開けなかったため、ウィキペディアと報道の情報には主語を付けています。自分でもサッカーを始めたい人は、全国のサッカースクールの探し方も参考にしてください。
- Chelsea F.C.|Wikipedia
- List of Chelsea F.C. records and statistics|Wikipedia
- 2026–27 Chelsea F.C. season|Wikipedia
- 2012 UEFA Champions League final|Wikipedia
- 2008 UEFA Champions League final|Wikipedia
- List of English football champions|Wikipedia
- Xabi Alonso to Chelsea|Sky Sports
- Chelsea fined £10.75m|Sky Sports
- Chelsea beat Liverpool to sign Moises Caicedo|ESPN
- チェルシー公式オンラインストア(日本語)
- サッカーパック|U-NEXT
- チャンピオンズリーグ|WOWOW


