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マンチェスター・シティとは?15年で頂点に立った歴史・ハーランド・ユニフォーム・告発の判断

マンチェスター・シティとは?15年で頂点に立った歴史・ハーランド・ユニフォーム・告発の判断

マンチェスター・シティは、イングランド北西部の都市マンチェスターを本拠地にするプレミアリーグのクラブで、愛称は「シチズンズ」、日本では「マンC」とも呼ばれます。1880年に生まれ、本拠地はエティハド・スタジアムです。2008年の買収のあとに急速に強くなり、イングランド1部リーグで10回優勝し、2020-21から2023-24までは4連覇しました。2022-23にはプレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグ(CL)の三冠を達成しています。2026-27シーズンはエンツォ・マレスカ監督のもとで、10月25日時点でプレミアリーグの首位に立っています。一方で、2026年9月29日にはプレミアリーグの独立委員会が、財務規則への違反などの告発を認める判断を出しました。処分はまだ決まっていません。

この記事では、プレミアリーグ公式の声明、UEFA、クラブ公式ストア、配信各社の公式ページ、報道をもとに、クラブの歴史とタイトル、監督、主な選手、告発の判断、今のチーム、ユニフォーム、ライバル、日本での見方を表で整理します。あわせて、2011年から2025年までマンチェスター・ユナイテッド公式の日本語サイトの翻訳を担当したスポーツ翻訳者の菅野さんに、シティの見方を聞きました。

この記事でわかること

  • 基本と歴史:1880年に生まれたクラブが、2008年の買収から15年ほどでリーグ優勝10回と三冠に届くまでの流れが分かります。
  • 監督と選手:グアルディオラの10年と、2026-27のマレスカ監督、ハーランド選手やロドリ選手のことを整理しています。
  • 告発と今のチーム:2026年9月の独立委員会の判断で何が認められ、何がまだ決まっていないかと、今季の成績、ユニフォーム、日本での見方が分かります。
目次

マンチェスター・シティとは

マンチェスターを本拠地にする、水色のユニフォームのプレミアリーグのクラブです。

正式な名前はマンチェスター・シティ・フットボール・クラブです。同じ街には、マンチェスター・ユナイテッドがあります。シティは2011-12に初めてプレミアリーグで優勝してからの15シーズンで8回優勝し、2つのクラブの関係も大きく変わりました。

マンチェスターの水色のクラブ

シティは、イングランド1部のプレミアリーグに所属する20クラブの1つで、ホームのユニフォームはスカイブルーです。

リーグの仕組みと20クラブの顔ぶれは、プレミアリーグの仕組みとビッグ6の解説で扱っています。

菅野さんは、シティをサッカーにあまり詳しくない人にひとことで紹介するなら「この15年ぐらいの間で急速に力をつけたマンチェスターに拠点を置くクラブ」で、ロックバンドのオアシスのリアム・ギャラガーが熱烈なファンとして知られるクラブだと話します。ほかの強いクラブとの違いは、同じ街のマンチェスター・ユナイテッドと何かと比べられてきたことだ、というのが菅野さんの見方です。

項目内容
正式名マンチェスター・シティ・フットボール・クラブ(Manchester City Football Club)
本拠地イギリス・イングランド北西部の都市マンチェスター
創設1880年(1894年に今の名前)
愛称シチズンズ(The Citizens)、スカイブルーズ(The Sky Blues)
スタジアムエティハド・スタジアム(6万1,000人超)
監督エンツォ・マレスカ(2026年6月〜)
主なタイトルイングランド1部優勝10回、FAカップ8回、リーグカップ9回、CL優勝1回
2025-26の成績プレミアリーグ2位、FAカップとリーグカップの2冠

出典:Wikipedia「Manchester City F.C.」、Wikipedia「List of Manchester City F.C. seasons」、Al Jazeera 2026年6月29日(2026年10月30日確認)

愛称「シチズンズ」と「マンC」

英語の愛称は「シチズンズ(市民たち)」や、ユニフォームの色からきた「スカイブルーズ」で、日本の見出しでは「マンC」と書かれます。

「マンC」は、同じ街のユナイテッドを指す「マンU」と区別するための呼び方です。サッカーキングやフットボールチャンネルの見出しでも使われています(フットボールチャンネル 2026年10月15日)。菅野さんによると、シティは青い色から「ブルーズ」と呼ばれることもあります。

エティハド・スタジアム

本拠地のエティハド・スタジアムは2003年から使われ、北側のスタンドを広げて6万1,000人を超えました。

それまでの本拠地は、1923年から使っていたメイン・ロードでした。ウィキペディアによると、広げた北側のスタンドは前監督の名前を付けて「ペップ・グアルディオラ・スタンド」と呼ばれています(Wikipedia「Manchester City F.C.」、ESSMA 2026年6月2日)。ユナイテッドの本拠地オールド・トラッフォードとの位置関係は、マンチェスター・ダービーの解説で地図にしています。

マンチェスター・シティの歴史

1880年に教会のチームとして始まり、2008年の買収をきっかけに、イングランドの頂点に立つクラブへ変わりました。

1880年、教会のチームから始まった

シティの始まりは、1880年にマンチェスターのウェスト・ゴートン地区の教会で生まれた「セント・マークス」というチームです。

ウィキペディアによると、1887年に「アードウィック」と名前を変え、1894年4月16日に今の「マンチェスター・シティ」になりました。スカイブルーのホームのシャツも、この1894年から使われています(Wikipedia「Manchester City F.C.」)。

メイン・ロード時代の2度の優勝と低迷

20世紀のシティは、1936-37と1967-68に1部で優勝しましたが、長い低迷の時期もありました。

1部優勝はこの2回だけで、1990年代の終わりには3部まで落ちた時期もあります(Wikipedia「List of Manchester City F.C. seasons」)。同じ時期のユナイテッドはプレミアリーグで優勝を重ねていて、2つのクラブの力の差は大きいものでした。

2008年の買収と2011-12の初優勝

2008年8月にアブダビ・ユナイテッド・グループがクラブを買収し、2011-12に初めてプレミアリーグで優勝しました。

買収を率いたのはアブダビの王族のシェイク・マンスールです。補強と監督の招聘を続け、2011-12の最終節では、ロベルト・マンチーニ監督のもとでセルヒオ・アグエロ選手が後半の追加時間(93分20秒)に決勝点を挙げて優勝を決めました(Wikipedia「History of Manchester City F.C. (2008–present)」))。

菅野さんがユナイテッドの翻訳の担当を始めた2011年ごろについて、「まだシティはリーグ優勝をしてなくて、ようやくリーグのトップ4を狙える位置に急成長し始めたチームだった」と振り返ります。そこから約15年で「ここまで力をつけるクラブになるとは思ってませんでした」と話します。

1880年 教会のチーム「セント・マークス」として始まる 1894年 「マンチェスター・シティ」の名前になる 2008年 アブダビ・ユナイテッド・グループが買収 2011-12 初めてのプレミアリーグ優勝 2022-23 プレミアリーグ・FAカップ・CLの三冠 2026年 マレスカ監督が就任、告発に独立委員会の判断
図1 マンチェスター・シティの歩み(ウィキペディアとプレミアリーグ公式の情報をもとに作成)

マンチェスター・シティが獲ったタイトル

イングランド1部の優勝は10回で、そのうち8回は2011-12以降のプレミアリーグでの優勝です。

リーグ優勝10回と4連覇

1部の優勝は計10回で、2020-21から2023-24までは4シーズン続けて優勝しました。

優勝したのは1936-37、1967-68と、2011-12以降の8シーズンです。

ウィキペディアの記録によると、イングランド1部で4シーズン続けて優勝したのはシティが初めてです。2017-18にはシーズンの勝点100という記録も作っています(Wikipedia「List of Manchester City F.C. seasons」)。プレミアリーグの優勝回数の一覧は、プレミアリーグの解説にクラブごとにまとめています。

大会優勝回数最近の優勝
イングランド1部(プレミアリーグを含む)10回2023-24
FAカップ8回2025-26
リーグカップ9回2025-26
チャンピオンズリーグ1回2022-23
カップウィナーズカップ1回1969-70

出典:Wikipedia「List of Manchester City F.C. seasons」、Wikipedia「2023 UEFA Champions League final」(2026年10月30日確認)

2022-23の三冠と初のCL優勝

2022-23には、プレミアリーグ、FAカップ、CLの3つを1シーズンで獲りました。

CLの決勝は2023年6月10日にトルコのイスタンブールで行われ、インテルに1-0で勝ちました。決勝点は後半23分のロドリ選手のシュートです(Wikipedia「2023 UEFA Champions League final」)。イングランドの男子のクラブの三冠は、1998-99のマンチェスター・ユナイテッドに続く2例目でした。

2025-26の国内2冠

2025-26は、プレミアリーグは2位でしたが、FAカップとリーグカップの国内2冠を獲りました。

リーグカップは2026年3月22日の決勝でアーセナルに2-0、FAカップは5月16日のウェンブリーでの決勝でチェルシーに1-0で勝っています。CLは決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリードに2試合合計1-5で敗れました(Wikipedia「2025–26 Manchester City F.C. season」)。2つのカップ戦の違いは、FAカップの解説で整理しています。

グアルディオラの10年と、マレスカ監督

2016年から10年間指揮したグアルディオラ監督が2025-26限りで退任し、2026-27はマレスカ監督が率いています。

名将を呼び続けたクラブ

買収のあと、シティはロベルト・マンチーニ、マヌエル・ペジェグリーニ、ペップ・グアルディオラと、実績のある監督を続けて呼びました。

菅野さんは、シティが強くなった理由について、オーナーによる補強へのサポートと、マンチーニやグアルディオラといった「世界名だたる名将の招聘」を挙げます。現地でも、オーナーの補強と、集めた選手を1つにまとめた歴代の監督の力が語られているといいます。

監督在任主な成績
ロベルト・マンチーニ2009年12月〜2013年5月2011-12 プレミアリーグ初優勝
マヌエル・ペジェグリーニ2013年〜2016年2013-14 プレミアリーグ優勝
ペップ・グアルディオラ2016年〜2026年プレミアリーグ6回、2022-23 CL優勝
エンツォ・マレスカ2026年6月〜2026-27 10月25日時点で首位

出典:Wikipedia「History of Manchester City F.C. (2008–present)」)、Al Jazeera 2026年6月29日(2026年10月30日確認)

グアルディオラが残したもの

グアルディオラ監督の10年で、シティはプレミアリーグで6回優勝し、初めてのCLのタイトルも獲りました。

Al Jazeeraによると、グアルディオラ監督は2026年5月に2025-26シーズン限りでの退任を明らかにしました(Al Jazeera 2026年6月29日)。最後のシーズンは、国内の2つのカップ戦を獲って終えています。

2026-27はマレスカ監督

2026年6月29日にエンツォ・マレスカ氏が監督に就任し、10月30日時点でも指揮しています。

契約は2029年6月30日までです。マレスカ監督は前のシーズンの途中までチェルシーを率いていて、シティでは若手チームの監督と、グアルディオラ監督のアシスタントを務めたことがあります(サッカーキング 2026年6月29日)。ウィキペディアによると、2026-27の主将はルベン・ディアス選手です。

マンチェスター・シティの主な選手

今のシティの顔は、背番号9のストライカーのアーリング・ハーランド選手です。

ハーランド

ハーランド選手は2022年夏に加入したノルウェー代表のストライカーで、得点記録を塗り替えています。

前の所属はドイツのドルトムントです。

ウィキペディアによると、加入1年目の2022-23にはプレミアリーグで36得点を挙げ、1シーズンの最多記録を作りました。2025年12月2日のフラム戦では、111試合目でプレミアリーグ通算100得点に届き、アラン・シアラーの124試合を抜いて最も速い記録になっています。2025-26は27得点で3度目の得点王で、2026年のワールドカップでもノルウェー代表で7得点を挙げました(Wikipedia「Erling Haaland」)。

菅野さんは、ハーランド選手は加入してから「期待通りストライカーとしての大活躍を毎年続けていて、手のつけられない点取り屋」と語られていると話します。日本と現地の報道で書き方の違いは感じず、「モンスターという表現がぴったりなゴールゲッター」だというのが菅野さんの見方です。

ロドリのバロンドールと移籍

ロドリ選手は2024年のバロンドールを受けた中盤の選手で、2026年8月にバルセロナへ移籍しました。

2022-23のCL決勝で決勝点を挙げたのもロドリ選手です。AP通信の記事を載せた報道によると、2026年8月18日にバルセロナが加入を発表しています(ClickOrlando(AP)2026年8月18日)。2026-27のシティには在籍していません。

フォーデンと今季の顔ぶれ

背番号47のフィル・フォーデン選手は2026-27も在籍し、2026年の夏には多くの選手が入れ替わりました。

ウィキペディアによると、この夏はエンソ・フェルナンデス選手やエリオット・アンダーソン選手などが加わり、ロドリ選手のほか、契約が終わったベルナルド・シウバ選手とジョン・ストーンズ選手などがクラブを離れました(Wikipedia「2026–27 Manchester City F.C. season」)。同じページによると、フォーデン選手は10月20日のCLのAEKアテネ戦でハットトリックを決めています(在籍は2026年10月30日時点)。

プレミアリーグの告発と、2026年9月の判断

2026年9月29日、独立委員会は財務規則の重大な違反の告発をすべて認めました。処分は未決です。

この委員会は、プレミアリーグが告発の判断を任せた独立の組織です。

2023年に始まった告発

プレミアリーグは2023年2月に、2009-10から9シーズンの財務規則の違反などでシティを告発しました。

対象は2017-18までで、判断は独立委員会に任されました。

告発の数は「115件」と広く報じられてきました。プレミアリーグの声明は、4年にわたる調査のあとに付託したと説明しています(プレミアリーグ公式 2026年9月29日)。

独立委員会が認めたこと

独立委員会は財務規則の重大な違反の告発をすべて認め、調査への非協力の告発も大半を認めました。

いずれもプレミアリーグの声明による説明です。

声明は、スポンサーとの見せかけの契約で、実際にはオーナー側からのお金を収入に見せていたことなどを認めたと説明しています。調査への協力の義務については、4件の違反の申し立てのうち3件が認められました(プレミアリーグ公式 2026年9月29日)。報道では「114件で違反が認められた」とする数え方もありますが、声明の本文には全体の件数は書かれていません。

処分は未決、シティは上訴

処分は別の非公開の審理で決まります。シティは判断を不服として上訴する権利があり、その期限は10月2日でした。

シティは判断に「失望し、驚いている」と表明しました(The National 2026年9月29日)。Al Jazeeraによると、上訴は行われ、独立した規制機関の議長は1月までに審理されるとの見通しを示しています。10月14日の時点でも処分は発表されていません(Al Jazeera 2026年10月14日)。2026年10月30日時点で、勝点の剥奪などの処分が決まったという発表はありません。

サポーターの受け止め

判断のあと最初のホームの試合では、観客席に「死ぬまでシティ」を表す人文字が出たと報じられています。

人文字は「CTID(City Til I Die)」の4文字でした(フットボールチャンネル 2026年10月15日)。

菅野さんは、判断の結果が出て、リーグから重い処分を受ける可能性があると報じられていることについて、「シティのサポーターにとっては今とても複雑な心境なんじゃないか」と話します。

今のマンチェスター・シティ(2026-27シーズン)

2026-27のシティは、10月25日時点でプレミアリーグの首位に立ち、8試合で7勝1敗、勝点21です。

プレミアリーグの成績

ウィキペディアの順位表(10月25日更新)では、シティはアーセナルと勝点21で並び、首位に立っています。

今季の唯一の負けは10月24日のアストン・ビラ戦の1-2で、この試合はアストン・ビラ対マンCの試合の記事で扱っています。10月11日にはアウェイでリバプールに3-0で勝ちました。次の試合は10月31日のホームのブライトン戦です(Wikipedia「2026–27 Manchester City F.C. season」)。

日付大会試合結果
9月8日CLポルト(アウェイ)2-0で勝ち
9月13日プレミアリーグマンチェスター・ユナイテッド(アウェイ)1-0で勝ち
10月11日プレミアリーグリバプール(アウェイ)3-0で勝ち
10月14日CLパリ・サンジェルマン(ホーム)2-4で負け
10月20日CLAEKアテネ(ホーム)5-1で勝ち
10月24日プレミアリーグアストン・ビラ(アウェイ)1-2で負け

出典:Wikipedia「2026–27 Manchester City F.C. season」(2026年10月25日更新・10月30日確認)

CLのリーグフェーズ

CLのリーグフェーズは3試合で2勝1敗、勝点6です。10月14日のパリ・サンジェルマン戦は2-4で負けました。

CLは36チームが8試合ずつ戦い、上位8チームが決勝トーナメントへ進みます。第3節の全試合の結果と順位は、CL第3節の結果一覧にまとめています。

マンチェスター・シティのユニフォーム

ホームはスカイブルー(水色)で、2026-27はPUMAが作っています。胸のスポンサーはエティハド航空です。

水色の伝統

スカイブルーのホームのシャツは1894年から続く、シティの一番の目印です。

ウィキペディアによると、ホームの色はスカイブルーと白で、1894年から使われています。ユニフォームのことは英語で「ジャージ」や「キット」とも呼ばれます。菅野さんは、シティは青というより水色で、「その色が特徴的」だと話します。

2026-27のホーム・アウェイ・サード

2026-27のユニフォームは、ホームが水色、アウェイが黒と黄色、サードが白と青です(2026年10月30日時点)。

色とデザインと発表日は、ユニフォームの専門サイトとGoalの報道によるものです。

種類色とデザイン発表
ホームスカイブルーの濃淡。肩が濃く、裾へ向かって淡くなる2026年5月20日
アウェイ黒と黄色。マンチェスターの象徴の蜂をもとにした模様2026年8月2日
サード白と青。ファンがPUMAのツールで作ったデザイン―

出典:footballfashion.org 2026年5月20日、footballfashion.org 2026年8月2日、Goal「Manchester City 2026-27 kits」(2026年10月30日確認)

アウェイは香港でのプレシーズンのツアー中に発表されました。歴代のユニフォームを年ごとにすべて並べた一覧は、クラブの公式サイトが開けなかったためこの記事では作っていません。

どこで買うか

公式のユニフォームは、クラブの公式オンラインストアの日本語のページから買えます(2026年10月30日確認)。

マンチェスター・シティ公式オンラインストアには、ホーム・アウェイ・サード・ゴールキーパーのキットと、キッズ、トレーニング(練習着)の区分があります。ハーランド選手は背番号9、フォーデン選手は背番号47です。選手の名前と背番号を入れられるかや値段は、ストアの各商品のページで確かめてください。菅野さんは、選ぶときは「自分が好きなデザインであればそれを購入すればいい」と話し、過去のユニフォームが買えるなら好きなものを選んで応援するのもよい、という見方です。

ライバルとダービー

一番のライバルは同じ街のマンチェスター・ユナイテッドで、2つのクラブの試合は「マンチェスター・ダービー」と呼ばれます。

マンチェスター・ダービー

マンチェスター・ダービーは街を赤と青に分ける試合で、通算ではユナイテッドが勝ち越しています。

リーグ戦とカップ戦を合わせた通算は199試合で、ユナイテッドが81勝、シティが63勝、引き分けが55です。

通算の成績はウィキペディアの集計(2026年9月13日時点)です(Wikipedia「Manchester derby」)。2026-27の1試合目は9月13日のオールド・トラッフォードで、10人になったシティがハーランド選手の1点で1-0で勝ちました。2試合目は2027年3月20日にエティハドで行われる予定です。ダービーの歴史と名勝負は、マンチェスター・ダービーの解説で詳しく扱っています。

日付会場結果
2025年9月14日エティハド・スタジアムシティ 3-0 ユナイテッド
2026年1月17日オールド・トラッフォードユナイテッド 2-0 シティ
2026年9月13日オールド・トラッフォードユナイテッド 0-1 シティ
2027年3月20日エティハド・スタジアム予定

出典:Wikipedia「2025–26 Manchester City F.C. season」、Wikipedia「2026–27 Manchester City F.C. season」(2026年10月30日確認)

菅野さんは、ダービーの前の緊張感は、選手にもサポーターにも「負けられない試合」として同じように広がっていると話します。日本の人が見るときは、審判の判定やファウルへのサポーターの反応の激しさが、ほかのクラブとの試合とまったく違うところに注目すると面白い、というのが菅野さんの見方です。

ユナイテッドとの立場が入れ替わった15年

ユナイテッドの側から見たシティは、昔から変わらないライバルです。ただ、この15年で2つのクラブの結果は逆転しました。

菅野さんは、15年前まではユナイテッドが常にリーグの優勝争いに顔を出し、CLでも上位まで勝ち上がるチームだったと話します。その後の15年で「シティがリーグ優勝を重ね、各カップ戦も優勝し、チャンピオンズリーグも制覇した。そういう逆転現象が起きた期間だった」と振り返ります。ユナイテッドのことは、マンチェスター・ユナイテッドの解説にまとめています。

リバプール・アーセナル・チェルシー

近年の優勝争いの相手は、リバプールとアーセナルです。チェルシーとは2026年のFAカップの決勝で戦いました。

チェルシーのタイトルや監督の移り変わり、2026-27の成績は、チェルシーの解説にまとめています。

シティとリバプールは、2010年代の終わりにプレミアリーグの優勝を争いました。リバプールの歴史はリバプールの解説で、2025-26に優勝したアーセナルのことはアーセナルの解説で扱っています。2026-27は、アーセナルとのプレミアリーグの試合が11月29日(アウェイ)、チェルシー戦が12月12日(ホーム)の予定です。

日本との縁と、日本で見るには

日本との縁は板倉滉選手の在籍と横浜F・マリノスとの関係で、試合はU-NEXTとWOWOWで見られます。

板倉滉の在籍

板倉滉選手は2019年1月に川崎フロンターレからシティへ移籍しましたが、公式戦には出ていません。

2022年には、ドイツのボルシアMGへ完全移籍しました。

当時の報道では、板倉選手はイギリスで働くための許可の基準を満たしていなかったため、まずオランダのフローニンゲンへ期限付きで移籍しました(フットボールチャンネル)。その後はドイツのシャルケでもプレーし、2022年7月にボルシアMGへ完全移籍しています(Wikipedia「Ko Itakura」)。

菅野さんは、板倉選手が在籍していた当時は、シティでプレーできずオランダのクラブへ期限付きで移籍していたので、イングランドでの報道の記憶はないと話します。強いクラブで出番を得る難しさは「国籍に関係なく起こること」で、プロの選手にとっては当たり前のことだ、というのが菅野さんの見方です。

横浜F・マリノスと来日試合

シティの親会社は2014年から横浜F・マリノスに出資し、シティは2019年と2023年に来日しました。

親会社の名前はシティ・フットボール・グループで、来日のたびにマリノスと対戦しています。

2014年7月17日に日産自動車とシティ・フットボール・グループが提携を発表し、グループはマリノスの株主になりました(サッカーキング 2014年7月17日)。City AMによると、2026年6月にグループは持っていた株を日産へ売り、その後もパートナーのクラブとして関係は続いています(City AM)。

日付会場相手結果
2019年7月27日日産スタジアム横浜F・マリノス3-1でシティの勝ち
2023年7月23日国立競技場横浜F・マリノス5-3でシティの勝ち
2023年7月26日国立競技場バイエルン・ミュンヘン2-1でシティの勝ち

出典:Jリーグ公式、Goal(日本語)(2026年10月30日確認)

プレミアリーグはU-NEXT、CLはWOWOW

日本では、プレミアリーグの試合はU-NEXTの「サッカーパック」で、CLはWOWOWで見られます。

大会配信・放送料金(税込)
プレミアリーグU-NEXT サッカーパック(ライブ配信・見逃し配信あり)月額2,600円(購入方法によって異なる)
チャンピオンズリーグWOWOW(2030-31まで独占で放送・配信。月額の契約に含まれない試合もある)月額2,530円

出典:U-NEXT「サッカーパック」、WOWOW「チャンピオンズリーグ」(2026年10月30日確認)

FAカップやリーグカップを含めた配信先の違いは、DAZNでプレミアリーグは見られるかの解説で整理しています。現地のエティハドで見たい人は、プレミアリーグのチケットの買い方を参考にしてください。

ハーランドから見始める

これから応援を始めるなら、好きな選手を1人決めて、その選手を1シーズン追いかける見方が入りやすいでしょう。

菅野さんは、ワールドカップでハーランド選手のプレーを見て興味を持ったなら、「ハーランド選手のパフォーマンスに注目して1シーズン見てみるというのも一つの方法」だと話します。また、イングランドのファンは、得点した選手だけでなく、相手の攻撃を止めるために試合を切る判断をした選手にも拍手を送るといい、「フットボールの見方というものも成熟している」と感じるそうです。オアシスの音楽が好きな人は、ギャラガー兄弟が熱烈なサポーターだと知るだけでも、クラブに親近感が湧くかもしれない、とも話しています。

よくある質問

本文で扱いきれなかった、マンCとマンUの違い・処分の時期・エンブレム・板倉の今・優勝回数・オアシスの6つに答えます。

Q. マンCとマンUは何が違いますか?

A. どちらもマンチェスターのクラブで、マンCはシティ、マンUはユナイテッドのことです。シティは水色でエティハド・スタジアム、ユナイテッドは赤でオールド・トラッフォードが本拠地です。ユナイテッドのことはマンチェスター・ユナイテッドの解説にまとめています。

Q. 告発の処分はいつ決まりますか?

A. 2026年10月30日時点で、決まる日は発表されていません。プレミアリーグは、上訴を含めた手続きをできるだけ早く終える方針だとしています(プレミアリーグ公式 2026年9月29日)。Al Jazeeraによると、上訴は1月までに審理される見通しです。

Q. シティのエンブレムはいつから今の形ですか?

A. ウィキペディアによると、今の丸いエンブレムは2015年12月26日に公表され、2016年から使われています。それまでは、マンチェスター市の紋章をもとにした1997年からのエンブレムでした(Wikipedia「Manchester City F.C.」)。

Q. 板倉滉は今どこのクラブにいますか?

A. ドイツのボルシアMGです。サッカーキングによると、2025年夏にオランダのアヤックスへ移ったあと、2026年8月にボルシアMGへ戻りました(サッカーキング 2026年8月20日)。

Q. シティとユナイテッドは、どちらがリーグ優勝の回数が多いですか?

A. ユナイテッドのほうが多く、1部の優勝はユナイテッドが20回、シティが10回です(Manchester United「League Titles」)。ただし、2011-12以降の15シーズンでは、シティが8回、ユナイテッドが1回(2012-13)優勝しています。

Q. オアシスのメンバーはシティのファンですか?

A. リアム・ギャラガーはシティのサポーターとして知られています(Wikipedia「Liam Gallagher」)。報道によると、オアシスは2027年の夏にエティハド・スタジアムで公演を行う予定です。

参考情報

この記事の告発の判断はプレミアリーグ公式の声明、CLの決勝はウィキペディアの記録、クラブの歴史・タイトル・監督・今季の成績はウィキペディアと報道、ユニフォームの取り扱いはクラブ公式オンラインストア、日本での配信はU-NEXTとWOWOWの公式ページで確かめました(2026年10月30日)。クラブ公式サイトのページは開けなかったため、ウィキペディアと報道の情報には主語を付けています。自分でもサッカーを始めたい人は、全国のサッカースクールの探し方も参考にしてください。

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この記事を書いた人

Takayuki Kannoのアバター Takayuki Kanno スポーツ翻訳者/サッカーアカデミージャパン執筆・監修

サッカーアカデミージャパンの執筆者・監修者。フリーのスポーツ翻訳者として2004年から活動。マンチェスター・ユナイテッド公式サイト・SNSの日本語版を15年間(2011〜2025年)担当し、毎日のニュースや試合レポートを日本のファンに届けてきた。Olympics.com 日本語版で東京、北京、パリ、ミラノ・コルティナ大会担当を歴任。R&A(全英オープン・AIG女子オープン)公式サイトの日本語訳とSNS運用(2026年)も担当。海外サッカーの一次情報を、元の発表にあたって日本語で解説する。San Diego State University 出身。

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